
1年前の私の悩みは、「小学生の長男ソウくんが読書をしない」ということでした。
“〇〇を漫画で学ぶ”のような学習漫画は大好き。
でも、文字ばかりの本となると……自分から進んで読むことはほとんどありません。
学校から小説を借りてくることもありますが、明らかに難しそうな本ばかりで、
「それ、本当に読んでる?」とつい疑いたくなることも。
(たぶん格好つけたくて借りてきてたんだろうな。母にはバレてるぞ。)
「文字ばっかりの本なんて、おもしろくなさそう!」そんな気持ちが透けて見えて、
本が大好きな私からすると「この楽しさを知らないなんて、もったいないーっ!」と叫びたくなることもありました。
「でも、どうやって“本の魅力”を伝えたらいいんだろう?」
「どうしたら“読書する子”になってくれるの?」
そんな壁にぶつかっていたとき、ある1冊の本に出会いました。
それがこちら⇩
『東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書』
タイトルだけで、なんだか信頼感が爆上がりのこの本。
読んでみて、書かれていたアドバイスを試してみたところ──
なんと、ソウくんが本を読むようになったんです!
この記事では、この『ハマるおうち読書』の感想とともに、我が家が実際に試してみたことをまとめています。
「うちの子にも読書の楽しさを知ってほしい!」と願う、お父さん・お母さんの参考になればうれしいです。

小3のころは、文字だらけの本なんてムリ!って思ってたけど、
小4の今は、小説を「たのしい!」って思えるようになったんだ!
なんでそうなったのか、気になる?
続きを読んでみてね♪
「東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書」ってどんな本?
書籍紹介

- タイトル:東大発!1万人の子どもが変わった ハマるおうち読書
- 著者:Yondemy(ヨンデミー)代表 笹沼颯太
- 出版社:株式会社 ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売年:2024年5月
- 価格:本体1600+税10%
「東大発!」「1万人の子どもが変わった」というタイトルが印象的な理由
「東大発!」なのは著者の笹沼颯太さんが“東大生”だからです。
本のカバーに書かれていた著者紹介を引用してみますね。
笹沼颯太(ささぬま・そうた)
Yondemy代表取締役筑波大学付属中学・高等学校を卒業後、
2018年東京大学教育学部文科二類入学、
2020年東京大学経済学部経営学科進学、
在学中に株式会社Yondemyを設立する。〇Yondemyとは
子どもが読書にハマるオンライン習い事「ヨンデミー」を開発・運営し、“読書を習う”という新しい文化を創る挑戦をしている。
ヨンデミーとは、「読書は一生ものの習い事」をテーマに、AIのヨンデミー先生によるサポートとゲーム感覚で楽しめるアプリの仕掛けによって子どもが読書にハマる、読書教育のオンライン習い事。〇Yondemy創業の背景
大学在学中に家庭教師として働いていた際、すべてのご家庭で「うちの子は本が嫌いなんです。どうすればいいんでしょう?」と相談されたことがきっかけで「ヨンデミー」を立ち上げた。
すごい経歴の持ち主ですよね。
学生時代に会社を立ち上げてしまうなんて、本当に行動力のある方なんだなあと思います。
経歴が凄すぎて「別世界の人だー!」と思ってしまいましたが、
“お気に入りの本”のところに「鋼の錬金術師」と書かれていて、少し親近感を感じました。

私も“ハガレン”大好きだよ~♪
「1万人の子どもが変わった」というのは、2024年の4月時点での、“ヨンデミー”の累計会員数が1万人を超えているところからきているようです。
ここまで読んだだけでも、「もしかして…うちの子も読書できるようになるかも?」と期待が膨らんできませんか?
読書嫌いの子が変わる!親が知っておきたい3つのポイント
ここでは、私が『ハマるおうち読書』を読んで心を動かされた「3つのポイント」をご紹介します。
“本にハマる子”になるには、親の視点転換がカギ

“「読書のハマり方」がわかれば、子どもは勝手に読み始める”——1章
子供のころから自然にたくさんの本を読んでいた私には、「読書のハマり方」と言われてもピンときませんでした。
ずらーっと並ぶ本棚から背表紙を眺めて、
「どんな本があるかな?」「どんな知らないことと出会えるかな?」
そんな時間が大好きだった私にとっては、
本屋や図書館に行けば自然と好奇心が湧くものだと思っていたからです。
でも、この気持ちは“すでに読書にハマっている人間側”のものなのですよね。
本屋に連れて行っても、「本=面白い」がインストールされていなければ、知育おもちゃや漫画にまっしぐら。
たまに興味を示したかと思えば、難しすぎて結局読まれない…そんなこともたびたび。
とても息子のレベルではなさそうだけど、「読む」という言葉を信じて図書館で借りてみたこともありましたが、
案の定、まったく開くこともなく返却日。

「なんで読むって借りてきたのに、一切読まないの?」と怒ってしまったことすらあります…
でも、この本を読んで気づきました。
子どもは「本のハマり方」を、私は「ハマらせ方」を知らなかっただけなんだと。
書籍では、子どもがどうしたら“本にハマる状態”になれるのかが丁寧に解説されています。
読みながらふと気づいたのは、「変わるのは“子ども”じゃなくて“私”だったんだ」ということ。
私の行動をちょっと変えただけで、子どもにイヤな思いをさせることなく、本当に自然と“本が読める子”に変わっていきました。
第1章の見出し「読書のハマり方がわかれば、子どもは勝手に読み始める」――これは本当にその通り。
「読書好きに育てたい」と願う親こそ、まず“ハマるきっかけ”を整えることが大事なんだなと実感しました。
読み聞かせだけじゃ「読書好き」には育たなかった

“読み聞かせだけでは、子どもは読書にハマれない”――1章
「読み聞かせが大切」と、いろいろなところで聞いていたので、
我が家でも小さいころから“寝る前の絵本タイム”を大切にしてきました。
何度も何度も、飽きるほど同じ本を読みたがったり、図書館でたくさんの種類の本を借りてきて読んだり。
子どもたちは楽しそうに聞いていたので、「この子たちは自然に本が好きになるはず」と思っていたのです。
でもこの本を読んで気づきました。
「読み聞かせ ➜ 一人読み」の移行は、子どもにとって想像以上にハードルが高いということ。
今は、YouTubeやゲームのように、ラクに“知らない世界観”に触れられる時代です。
わざわざ集中して、文字を追って、自分で想像を膨らませる「一人読み」は、
どうしても後回しになりがちなのも、当然かもしれません。
「あんなに頑張って読み聞かせしてたのに!」と、ガッカリする必要はなかったんだなと、少し気持ちが楽になりました。
「せっかく買ったのに…」は手放してOKだった

“「せっかく買ったのに」と思わない”――3章
この見出しの内容は、私自身にとても響いた部分でした。
「せっかく買った本なのに、なんだか読み進まない」
「読み始めて、数ページで気が付いたら寝ている」
いくら本が好きとはいえ、なんでも読めるわけではなく、
こうした「なかなか読み終わらない本」に出会うことって、実はよくあります。
そんなとき私は、

私が頭悪すぎるせいで、内容を理解できないんだ~…
とちょっと自分にがっかりしつつ、それでも「レベルアップしたいから読まなきゃ!」と無理に読み切ろうとしたこともありました。
でも、この章を読んで驚きました。
「なんだ!みんなの“あるある”だったのか」と。
読み進められなかったり、面白く感じなかったりする本を、
無理に最後まで読まなくていいと知って、すごく気持ちが軽くなったのです。
それ以来、読み進まない本に出会っても、

きっとこの作者さんと私は気が合わないんだ!
と、前向きに受けとめられるようになりました。
本を書いている人と自分の相性だって、絶対にありますもんね。
この経験のおかげで、今では子どもが読み進まない本に出会っても、
「じゃあ、こっちにしてみる?」と、気軽に次の本を提案できるようになっています。
この本を読んで、我が家が実際にやってみたこと
こうやって“レベルと好みを見極めました!”
この本では、子どもにささる本の選び方として
「レベル」と「好み」の見極めが大切だと書かれています。
「レベル」といっても、本屋の帯にある「○年生向き」や
「低学年・中学年・高学年向き」といった表記のことではありません。
筆者が運営する「ヨンデミー」で使われている、
**独自の指標「ヨンデミーレベル」**を参考にするのがおすすめされています。
この「ヨンデミーレベル」では、
- 漢字の多さ
- 語彙の難しさ
- 1文の長さ
- 漢語と和語の割合
などをもとに、本の“難しさ”を数値化しています。
本選びの目安として使えるだけでなく、
子どもの「読む力」をはかる基準にもなるのが特徴です。
書籍内には
「ヨンデミーレベル別 100冊ブックリスト」も掲載されていて、
我が家ではこのリストをもとに、まずは息子の“読む力”を知ることから始めました。
我が家はこんなふうにやってみた!——まずはレベルを知るところから!
STEP1 書籍内のブックリストを参考に、さまざまなレベルの本を図書館で借りてみる |
STEP2 「疲れなくて、嫌な気持ちにならないで1人で読める本か教えてね!」と声をかけ、本を読んでもらってみる。 ※このときは、低めのレベルから始めるのがおすすめ! |
STEP3 読んだ本について、評価(◎/○/△など)や 「好きだった?」「面白かった?」などのひとこと感想を読書記録に残す。 ※書籍の特典で「読書記録シート」がダウンロードできます♪ |
まずはこんな流れで、いろいろなレベルの本に触れていきました。
無理やり読ませるのではなく、
「自分がどのくらい本が読めるか、読書レベル測ってみない?」と誘ってみたところ、
面白そうに感じたのか、嫌がらずに取り組んでくれました。
この方法で試していくと、
**ヨンデミーレベルの中で“ちょうどよい読書ゾーン”**が少しずつ見えてきます。

無理に読んでも、あんまり意味ないのだ~。
「イヤって思ったらやめていいよ~」って声をかけてあげるのがコツなのだ~!
レベルがわかったら、“好み”を知ろう!
レベルがわかったら、同じくらいのレベルの本を、ジャンルを変えていくつか借りてみます。
この本のブックリスト、実は「レベル」だけでなく、ジャンルも書かれているんです!
たとえば…
- 戦いもの
- ファンタジー
- 謎解き
- 動物
- 食べ物
- 世界
- 怪異などなど
さまざまなジャンルに触れてみると、
「なんか読めちゃった!」
「なかなか読み進まないな~」
と、子ども自身の中でも“読書の好み”が見えてきます。
我が家のソウくんの場合は、
- 推理・ミステリー・ファンタジー
- 科学もの
- 動物キャラよりも、人間が活躍する話
こういったタイプが「読みやすい・面白い」と感じるジャンルだと、だんだんはっきりしてきました。

この100のブックリストのためだけでも、買う価値のある一冊だなと思ったよ。
ソウくんと私の好きなジャンルが似ていたから、好きそうな本を提案しやすいかも♪
レベルと好みがわかった後の本選び
ここまでやってみて、私自身も「ソウくんが読めそうな本」のイメージが少しずつ、つかめてきました。
そこで、思いきって試してみたのが、
“ブックリストには載っていない”けど、「これ好きそう!」と思った本を選んでみること。
図書館や本屋さんで見つけた、ピンときた一冊を読んでもらうと…
「おもしろかった!」
と言って、なんとすぐに読み切ってくれたんです。
「すごい!ソウくんが楽しく本を読んでくれた!」
その姿を見て、私もとっても感動しました。
それからは、
「この本、好きなんじゃない~?」
と私がおススメすると、わりと素直に手に取ってくれることが増えました。
しかも、自分からそのシリーズの別の巻を探すことも!
もちろん、「これは無理だった!」「読めなかった~!」と、正直な感想が返ってくることもあります(笑)。
でも、それも大事な「好みを深めるヒント」になっていると感じています。
そして今では、ソウくんの中に
「この本が読めなかったからって、“本が読めない”わけじゃない。好みが合わなかっただけ」
という感覚が、しっかり身についてきているな、と安心して見守れるようになりました。

ソウくん、1・2年生のときによく「デルトラ・クエスト」を借りてて、
ぜったい読んでないだろうな~って思ってたのだ。
でも「ちゃんと読んでたよ!」って言ってたのだ。
だけどね、小説が読めるようになった今、
「あのときは本当は読んでなかった…」って白状してくれたのだ。笑
ソウくんはどんな本を読むようになった?小学生がハマったおすすめの本を紹介
ここでソウくんのお気に入りになった本を紹介します。
“トラブル旅行会社(トラブルトラベル)”シリーズ
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズの著者・廣嶋玲子さんの最新刊。
――どんな問題も解決する旅をご提供します!――
困っている人のもとに現れる「トラブル旅行社」が、“問題を解決する旅”を用意。
登場人物たちが旅のなかで出会いや体験を通して成長していく、不思議な物語です。
“科学探偵 謎野真実”シリーズ
エリート探偵学校・ホームズ学園から転校してきた天才少年、謎野真実。
クラスメートと協力しながら、学校の七不思議や都市伝説の謎を“科学の力”で解き明かします。
推理×科学の知識が合わさった、読みごたえのある学園ミステリー!
“5分後に意外な結末”シリーズ
「短くて」「最後にどんでん返し」がある、人気のショートショート集。
1話5分程度で読めるので、読書が苦手でも手に取りやすい!
ミステリー、SF、ファンタジー、恋愛、ホラー、感動系……
テーマやジャンルの幅広さも魅力!
中学生向けに作られたシリーズですが、小学生にも人気があります。
“3分間ミステリー”シリーズ
“小さな違和感から「かくされた意味」を推理する”
一見ふつうのストーリーの中に潜む“違和感”に気づき、
そこから真相を読み解いていく謎解き短編集。
読み進めるうちに、観察力や推理力が自然と鍛えられるような感覚があります。
ソウくんは今、こんな本たちを楽しんで読んでいます。
小学生中学年向けから中学生向けまで、対象年齢はさまざまですが、「好きなジャンル」ならぐいぐい読み進めてしまうようです。
今のソウくんに、「本を読むのは面倒くさそう」なんていう気持ちはなくなったように思います。
いったん読み始めたら、読み切るまでずっと集中して読んでいる、なんていう出来事も起こるようになりました。

今や、そろそろ読むのやめなさ~い!なんて注意することも!
本に夢中になる気持ち、知ってもらえてすごく嬉しい♪
子どもの読書が続かない…から抜け出した、その後の話
「本を読まない子」が読めた!気づいたら親の心もラクに
ヨンデミーを参考にしながら、ソウくんの読書に向き合ってみた結果――
実は、私自身にも大きな変化がありました。
それは、
「ソウくんに読書をしてほしい」という気持ちが落ち着いたことです。
「この子は、自分が必要と感じたときには、ちゃんと本を読めるんだ」
そう思えるようになったことで、気持ちがふっと軽くなったのです。
毎日本を読むような“読書家”ではないけれど、
今は図書館に行くと、“自分で読めそうな本”に自然と手を伸ばすようになりました。
きっとこの先も、「読みたい」と思ったときには、自分で読む。
それで十分だと、今は思えます。
本は、想像力を広げてくれたり、知らない世界を見せてくれたり、
ときには悩みを解決するヒントをくれたりするもの。
1冊の本は、**「1人の作者さんのお話や考えをじっくりと聞く時間」**だと思っています。
YouTubeやAIとはまた違う、
“人と向き合うような読書”の魅力を、ソウくんが少しでも感じてくれているなら、それだけでうれしい。
これからも、図書館や本屋さんで「これ、ソウくんに合いそうだな」と感じる本に出会ったときは、
無理にすすめすぎないように気をつけながら、さりげなく提案していけたらいいなと思っています。
読書習慣がない子も、ハマる本に出会えば読める!
“ハマるおうち読書”を参考にしたことで、読書習慣のなかったソウくんが、1冊の小説を最後まで読み切れるようになりました。
「本当に“ハマり方”を知らなかっただけだったんだ」という驚きとともに、これまでの自分の言動を少し反省する気持ちにもなりました。
やっぱり、うまくいっている人のやり方を知ることって大切ですね。
この本では、「さらに子どもを読書家にするにはどうしたらいいか?」というところまで書かれていて、とても参考になります。
今はとりあえず「読書ができるようになった」というだけで、私はじゅうぶん満足しています。
でもこの先、もし「もっともっと読んでほしい」と思うようになったら、
そのときまた読み返したいと思っています。
本の内容だけでも十分に効果を感じられましたが、
著者の方が運営している読書の習い事「ヨンデミー」に入ったら、
本当に読書家になっていくのかもしれませんね――そんな期待もふくらみました。

興味を持っていただけたら、ぜひ『ハマるおうち読書』を読んでみてください♪
今回の記事のまとめ&ハナのひとりごと
今回の記事のまとめ

今回の記事はこんなお話だったのだ!
✔「子どもが読書できない」のはなぜかがわかる | 読書ができないのは「能力がないから」ではなく、レベルや好みに合った本に出会えず「読書の楽しさを知らないだけ」かもしれない。 今は、YouTubeやゲームのように、ラクに“知らない世界観”に触れられる時代。 わざわざ集中して、文字を追って、自分で想像を膨らませる「一人読み」はハードルが高くなりがち。 「本のハマり方」「ハマらせ方」を知れば、自然と読めるようになる可能性がある。 |
✔読書ができる子になるためのヒントが見つかる | 書籍『ハマるおうち読書』を参考に、レベル・好みに合う本を見つけていくことで、“自分が読める本”を知ることができる。 「これなら読めそう」と思える本に自分で出会う体験が、読書へのハードルを下げる。 |
✔読書が苦手だった小学生がハマった本を紹介 | ソウくんがハマったのは、物語に引き込まれやすい以下のシリーズ: 『トラブル旅行会社(トラブルトラベル)』シリーズ 『科学探偵 謎野真実』シリーズ 『5分後に意外な結末』シリーズ 『3分間ミステリー』シリーズ 短く区切られた話や、ミステリー・トラブル解決系のストーリーが、ソウくんにとって「読みやすく・面白い」と感じられた。 |
ハナのひとりごと
私は、自分が賢いとは思っていませんし、何かのやり方が特別上手な人間でもないと思っています。
だからこそ、「賢い方のやり方を知ることができる」こんなにも恵まれた時代に子育てできて、本当にありがたいと感じています。
でも、その「良いやり方」も、やっぱり“本”から知ることが多いのです。
YouTube、Google検索、AIなど、手軽に情報が手に入る今。
それでも私は、“本”は今でもトップクラスの情報源だと思っています。
だって、ひとりの人間が「これは価値がある」と思った情報を、
時間をかけてひとつにまとめ、2000円弱という価格で読者に届けているのです。
その重みは、やっぱり違うと感じます。
私は「有能な人間」ではありません。
知らないこと、わからないこと、できないこと――たくさんあります。
そんなときに、私に「もっと良いやり方」を教えてくれるのは、やっぱり本。
だからこそ、息子たちにも「本が読める人間」になってほしいと思っていました。
なにか困ったとき、悩んだとき、
そのヒントや解決策が“本の中”にあるかもしれないから。
「読書」という選択肢を、心の引き出しのひとつに入れておいてほしい。
ずっとそう思ってきました。
でも、もう大丈夫。
我が家のソウくんは「本が読めます」。
今はまだやっぱり「理科ダマン」や「サバイバルシリーズ」などの学習マンガに手が伸びることが多いですが、
この先、読みたくなったときにきっと自分で選んで読むはずです。
だから私は、「本」が身近な存在であり続けるように、
これからも本屋さんや図書館に気軽に行ける日常を大切にしていこうと思っています。
「読書ができない子」なんて、本当はいないのかもしれません。

ぜひ『ハマるおうち読書』を読んで、
本にハマっていく我が子に出会ってみてください♪
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