小3でやった家庭学習ドリル・テキストまとめ/何がよかった?学習の振り返り

子どもの学び

この1年、小学校3年生の家庭学習としてどんなドリル・テキストを使ったのか振り返ってみました。

実際に使ってみると、良かったものもあれば、思ったより使いづらいものもあったのが正直なところです。

この記事では、実際に使ったドリル・テキストを教科ごとに紹介しながら、「使って良かったもの」「上手く活用できなかったもの」について正直にレビューしていきます。

これから家庭学習のためのドリルやテキストを探そうと思っている方、家庭学習ってどんなことをしたらいいのかお悩みの方の参考になれば嬉しいです。

小3の家庭学習、こんな感じでした!

学びの目的

現在の小3ソウくんの夢は東大に行くことです。とてもとても大きくて高い壁ですよね。

東大を目標に掲げている子たちは私立に通っていたり、先取り勉強をしていたり、低学年から塾に通っているなど、勉強熱心で教育への投資を惜しまない家庭が多いと思います。

でも我が家は私立は行かせることも、塾代を捻出することも難しいです。

だからこそ、我が家なりにできることとして「今の学年の勉強を完璧にする」を大切にして家庭学習に力を入れています。
(当たり前のことに思えるかもしれませんが、学年が進むにつれて難しくなるようですよ!)

「家庭学習では予習」、「学校の授業では復習」という流れにすることで、授業内容の理解度を深めることを目指しています。
家と学校、合わせて2回同じことを学ぶことで、「わからない」をなくし、学びを定着させるのが目的です。

先取りをしている子を見て、つい焦りたくなる気持ちもありますが、今の学年の勉強をしっかり完璧にすることが大切。
本人がしっかり理解してから次に進むことを心がけています。

それに加えて、基礎が身に付いた後で学校ではやらない応用問題にも挑戦して、難しい問題に触れることで、現実の壁を感じ、そこで「それでも頑張るのか?」「頑張れるのか?」と自分の目標と向き合うきっかけを作っています。

ハナ
ハナ

自分の目標と向き合うきっかけを作っているのは、目標の大きさを体感して、無理だと思ったときに、「本当にこの道でいいのか」立ち止まって考えてほしいから。

別の道を考えるきっかけにもなるし、焦りや不安に押しつぶされずに、冷静に自分の進む次の一歩を考えてほしいという気持ちがあるんだ。

大きな大きな目標だから、逃げ道も大切!

小3の一年間、家庭学習に使った時間

やる気のムラはありますが、平日は帰宅後に宿題と合わせて1時間前後休日は朝と夕方にそれぞれ30~1時間程度の勉強時間を設けました。

平日帰宅→おやつタイム→勉強タイム→夕食まで自由時間→夕食→お風呂→寝る前の英語time→就寝
休日起床→朝食の準備の間は自由時間→朝食→身支度→朝の勉強→自由時間→昼食→昼食の片づけが終わるまで自由時間→午後の勉強→自由時間→夕食→お風呂→寝る前の英語time→就寝

日によって変わりますが、だいたいこのような流れで勉強時間を確保しています。

勉強時間が特別長い訳ではありませんが、「自分で進める習慣をつけること」「学ぶことを前向きに感じられること」を優先することにしました。
たくさんやるよりも、毎日少しずつでも続けることが大切だと考えているので、量より習慣づけを意識しています。

今後の成長に合わせて、無理のない範囲で負荷を調整していく予定です。

リーフ
リーフ

勉強は短距離走ではなく、フルマラソン!
無理にペースを上げすぎると息切れしちゃってゴールにたどり着かないのだ。

走り続けられるようにバランスをとるのが大切なのだ!

使ったテキスト・ドリル一覧(英語以外)

教科テキスト・ドリル名
国語文理 教科書ワーク 国語 3年
公益法人 日本漢字能力検定協会 漢検過去問題集8級
算数文理 教科書ワーク 算数 3年
文理 中学入試をめざす トップクラス問題集 算数 小学3年
ダイヤモンド社 小学生がたった1日で19×19まで完璧に暗算できる本
TAC出版 自分の頭で考えるドリル めやす小学3年生
理科文理 教科書ワーク 理科 3年
受験研究社 自由自在 理科 小学3・4年(参考書)
社会文理 教科書ワーク 社会 3年

この1年でかかったテキスト・ドリル代は、一部割引やBOOK・OFFで購入したものも含まれるので定価購入より少しだけ安くなり、総額1万円ちょっとでした。

テキスト・ドリルの評価と感想

国語

テキスト・ドリル名評価感想

文理
教科書ワーク 国語 3年
《使用した期間》
2024年3月~2024年10月にクリア
★★★★
1年間の教科書の内容や漢字を、サラッと広く浅く学習したい人向け。
※深堀向きではない
文章を読んで解く問題は、物語の文が書いてあるので、文章を読みながら解くことが出来るが、
新しい学習へ入る前の解説がないので、予習で使うなら教科書が必要なタイミングがある。
(たとえば、「こそあど言葉とはこういうものだよ!」みたいな解説なしで急に問題がはじまってしまう。)
とりあえずこの1年間でどんなことを学ぶのか簡単に予習がしたい、という目的であれば、適度な量のテキストだなと思った。
見開きページの問題数が少なめなので、圧迫感がなく、とりあえずこれだけなら頑張れそうと感じられる構成だと思った。
しかし、少し解説が欲しかったなと思うところも多々あった。
広く、浅くという印象で、国語を深堀したり、楽しさを見出すためには、他のテキストが必要に感じた。

公益財団法人 
日本漢字能力検定協会
漢検 過去問題集8級
《使用した期間》
2024年10月~2025年2月漢検前日まで
★★★★★
漢検の過去問が13回分収録されており、分厚くないので、拒否感なく、取り組める。
直接答えを書き込む場合でも、十分スペースあり。
実物大の問題用紙が一回分ついているので、本番前の書き方練習もできる。
1回分のテストの問題が6ページにわかれているので、やり忘れが発生するときがある。
漢字の反復練習が嫌いだったため、「漢検8級持ってたらかっこいいよね」という目標を餌に取り組みました。
13回分の過去問が収録されているので、同じような問題がでてくることもあり、漢検の出題傾向がわかりやすかった。
1回分の問題が6ページに余裕をもって書かれていたので、見やすかったこともあり、嫌がらずに何度も繰り返し解くことができた。

国語は全体的にさらっと学習しておくことと、3年生の漢字をしっかりマスターすることが目的でした。

そのため2冊をしっかり終えて目的は無事に達成できました。


4年生の国語も、同じタイプのものを選んで家庭学習を進めていくので、問題ないと思います。

ただ、教科書ワークだけでは「国語って面白い!」という気持ちが沸くことはなく、ただノルマをこなしているだけのように見えました。

サラッと学んでいるだけでは面白さがわからないようなので、もっと国語の面白さがわかる何かがプラスできればと考えています。

3年生の初めのころは文字数の多い本を読むのが苦手だったので、国語のテキストを増やすのではなく、読書の面白さを知ってもらうことに重点を置きました。

結果、文字数の多い本も読めるようになり「読書って面白い!」と思ってくれるようになったのですが、『読書が面白い=国語が面白い』には繋がらなかったようです。

「4年生の1年間の学習」+「国語が楽しくなる何か」を見つけるのが課題です。

また、漢字についてですが、3年生の初めに行われた漢字50問テストでは低めの点数で、本人も漢字の反復練習が嫌いで、漢字アレルギー発症の兆候が見えていました。

しかし、漢検を取りたいという目標が定まると反復練習を頑張る気になり、結果として、学年末漢字50問テストで100点をとることができました。(クラスで100点だったのは3人だけだったようで、とても嬉しそうでした。)

漢検は漢字のモチベーションUPにとても効果があったので、4年生では引き続き7級に向けて頑張ってほしいなと思っています。

算数

テキスト・ドリル名評価感想

文理
教科書ワーク 算数 3年
《使用した期間》
2024年3月~9月にクリア
★★★★★
国語と同じく、1年間の内容をサラッと広く浅く学習したい人向け。
新しい学習に入るときでも、解き方が説明されているので、教科書なしでもどんどん進められた。
新しく学ぶ言葉もしっかり解説されている。
予習でも復習でも負担なく使いやすい。
所々、細かい解説が書かれているので、新しい学習でも「わからない」となることがなく、どんどん進めていけた。
教えなくても自分だけで新しい内容を理解できた。
算数が好きなこともあるが、教科書ワークシリーズの中で一番やりたがったのが算数。

文理
中学入試をめざす トップクラス問題集 算数 小学3年
《使用した期間》
2024年12月~現在(春休み中にやり切りたい)
★★★★★
単元ごとに標準クラス・ハイクラスA・ハイクラスB・トップクラスの段階で構成されている。
3年生で習わない内容を使わないと解けない問題もたくさんでてくるので、4年生の予習にもなる。
(例えば、割り算のひっ算や面積・角度など)
トップクラスの問題は、大人でも頭を抱えてしまう問題がでてくることもある。
トップの世界で戦う子たちは、こういう問題をスラスラ解いてしまうんだと驚き、刺激になる。
1人では解けない問題が多いので、一度考えてもらった後に一緒に解いてみることが多い。
3年生で習ってない内容が沢山出てくるが、問題集であるため解説はないので、教えてあげる必要があった。
私はこのドリルを一緒に解くのがとても楽しい。

ダイヤモンド社
小学生がたった1日で19×19までかんぺきに暗算できる本
《使用した期間》
2024年3月(やり切れず…)
★★
「たった1日で」というフレーズに惹かれたのか、自分で選んで祖母に買ってもらったテキスト。
最初のころは取り組んでいたのだが、暗算できるようになるには「ステップ8(61ページ)」まで進める必要があり、たどり着く前に飽きてやめてしまった。
この1冊で「おみやげ算」のやり方を丁寧に解説されているので、おみやげ算をマスターしたい方向けの本。
タイトルに惹かれたようだが、中を見てみると、そんなに簡単にマスターできる話ではなかったので「ステップ3」で飽きてしまった。
最後までやればマスターできたのだろうが、「なぜ今このステップでこの計算の仕方を学んでいるのか?」ゴールまでの道筋が見えづらかったので、短期で結果が見えないと続かないタイプの息子には不向きだった。
じっくり楽しめる子向け。
(弟がじっくりタイプなため、そのうち弟に使用してみる予定)

TAC出版
自分のあたまで考えるドリル
《使用した期間》
2024年5月(やり切れず…)

書店の割引コーナーから発掘。
1ページに1種類謎解きゲームのような問題が載っており、遊び感覚でできるドリル。
暇なときにやらないかな?と思ったが、数ページやって終わってしまった。
勉強というよりも算数クイズのドリルというかんじ。
面白そうなのだが、「ドリル」と書いてあるからか、わざわざ自由時間に遊びで解こう!という気持ちにはならなかった。
見た目が可愛らしく、1ページに1種類の問題というのがやりやすそうなため、今後は弟の勉強タイムに使用する予定。

算数は一年間の授業内容をサラッと学んだあとに、応用問題をたくさん解いてほしかったので、教科書ワークもトップクラス問題集もどちらも満足です。

特にトップクラス問題集は、段階ごとに問題が分かれているので、「難しすぎて全然解けない!」とやる気をなくしてしまうこともなく、適度な緩急があって良い刺激になりました。

「19×19までの暗算ができる本」や「考えるドリル」は、2冊ともやれば面白いと思うのですが、学校の勉強と外れる内容だからということもあるのか、絶対にやり切ろう!という気持ちが起きず、自然とやらなくなってしまいました。

4年生の学習でも、一通り簡単に学んだあとに、応用問題に挑戦し、算数を極めていく作戦で行こうと思います。

理科

ドリル・テキスト名評価感想

文理
教科書ワーク 理科 3年 
《使用した期間》
2024年3月~12月でクリア
★★★
国語・算数同様に、1年間の内容を広く・浅くサラッと学べる。
新しい学習内容や言葉についての解説がなく急に問題が始まるので、教科書必須。
選択式の問題が多いので、想像で解くのが可能なものが多いが、一つ一つの学習の最初に簡単な解説は欲しかった。
予習としては少しやりづらい。
テキストの中身はカラーで写真や絵も豊富で見やすいので、授業後やテスト前に復習したい人向け。
解説がなく、この1冊だけで勉強をするのがやりづらかったのが、残念なポイントだった。
理科の教科書は学校に置きっぱなしで持って帰ってくることがあまりなかったため、予習として使うためには別で参考書を用意する必要があった。
3年生はまだあまり難しくなかったので、想像で解けていたようだが、この先これ1冊だけだと、本当に理解しているのか不安に思った。

受験研究社
自由自在 理科 小3・4年
《使用した期間》
2024年5月~現在
★★★★
参考書。学校の教科書+αの内容になっているので、学校の勉強より少し発展した知識もつく。
文字数が多いため、パッとみて視覚的に理解できるものではなく、読書ができる子向けに感じた。
マンガが挟んであったり、全ページカラーで、写真やイラストもあるので、読みやすい。
4年生の内容も書かれているので、来年の学習への興味も湧きやすい。
教科書ワークだけでは進められず、困っていたところにBOOK・OFFで発見し購入。
定価だと高いので、ラッキー。
わからないときはこの参考書を見ながら、自力で予習できていた。
文字数が多めなので、どのくらいしっかり内容を読んだかはわからないが、暇なときにマンガの部分を楽しそうに読んでいることもあった。
手に取ってパラパラ見てくれるだけでも、何か少し知識がついているかもしれないので、購入してよかった。

テキストは悪くなかったのですが、理社は学校に置きっぱなしという我が子のスタイルと合いませんでした。

めんどくさがり屋なため、「テキストを開きながら、参考書を見る」という動作が増えると、それだけでも集中力が切れやすくなります。

テキスト一冊だけで、解説も問題も解けるものを選んだら、もっとよかったなと思いました。

4年生では別パターンのテキストがないか、探してみたいと思います。

社会

ドリル・テキスト名評価感想

文理
教科書ワーク 社会 3年
《使用した期間》
2024年3月~12月にクリア
★★
国・算・理と同様に1年間の内容がサラッと広く浅く学べる。
選択問題がほとんどなので、知識のない状態で始めても解けるが、やはりこちらも解説がなかったので欲しかった。
(例えば、地図の見方のポイントや地図から地域の特徴を考えるコツなど、わかりやすく書かれているページ)
一番進めるのが嫌そうだったのが社会。
3年生の社会の内容は「自分の住んでいる地域について」なので仕方がないのかもしれないが、予習した内容と学校の内容が違うので、社会のテストは100点が少なかった。
学校の社会は面白いんだけど、ワークの社会は面白くないと言って、進めるのを避けがちだった。
「地図をみて地域を理解すること」や「街の仕組みに興味をもつこと」が3年生の学習の大切なポイントなのかと思ったが、サラッと学習できる特徴のせいか、「地図を読み解く力」も「街への興味」も中途半端で、社会は選ぶテキストを失敗したなと思った。

3年生の授業内容によるものなので仕方がないのかもしれませんが、一番予習効果が見えづらかったのが社会です。

教科書ワーク内では、主要な都市の地図から地域を読み解いていく問題がでるのですが、学校で学ぶのは「自分の住んでいる市について」なので、あまり自分の中で予習内容と繋げられなかったみたいです。

色々な地域の地図から地域の特性を読み取る問題のようなものがひたすら載っていて、地図を見る力や気が付く力がUPするようなテキストを選べばよかったなと思いました。

4年生のテキストは、授業内容を確認して慎重に選んでいきたいです。

まとめ

1年の振り返り

3年生の学習から少しずつついていけない子が出始めるという話を聞いていたのですが、予習をしていたおかげで、我が子は「わからない」「ついていけない」と感じることなく、テストでもほとんど良い点数を取ることができました。
しっかりと家庭学習の効果がでていると実感しています。

やる気が出ない日もありましたが、「教科書ワーク」を2学期中にすべてやり切ったことは、褒めポイントです。

算数や理科は好きで、自力でどんどん進めていましたが、国語と社会は「面白さがわからない」と感じることが多く、ノルマをこなすような取り組みになっていました。
今後は、国語と社会の魅力を伝える学習を取り入れ、興味を持って学べるよう工夫していきたいです。

3年生から理科・社会の学習が始まり、とりあえず「教科書ワーク」のセット販売を購入してみましたが、教科によって使いやすさに差があると感じました。

我が家は予習向けの教材を求めていましたが、「教科書ワーク」はどちらかというと復習向けなのかな?という印象でした。

テキスト次第でやる気も変わると思うので、同じシリーズにこだわらず、教科ごとに息子の学習スタイルにあったものを選んでいきたいです。

家庭学習の親の関わり方

親としての関わり方は、なるべく勉強中は同じテーブルにいることを心がけています。
(もちろん毎回は無理ですが、できる範囲で意識しています。)

ソウくんは「東大に行きたい」と言っているものの、勉強が大好きなタイプではなく、1人での勉強はすぐに集中が切れがちです。

しかし、不思議と弟も私も一緒にテーブルについて勉強タイムにすると、集中が続くようなので、これからも出来る限り一緒に取り組んでいきたいと思います。

今後の家庭学習について

この1年で、予習の効果や勉強環境の工夫が大切だと実感しました。

これからもソウくんの特性に合わせた学習方法を模索しながら、無理なく楽しく続けていけるようにしたいです。

  • 予習の教材選びを工夫する(特に国語と社会)
  • 勉強環境を整える(一緒に学ぶ時間を意識する)
  • モチベーションを維持する工夫をする(興味を引く学びを取り入れる)

このあたりを意識しながら、4年生に向けて準備していこうと思います。

ハナ
ハナ

4年生も引き続き、家庭学習を大切にしながら成長を見守っていきたいです。

夢に向かって頑張れ!!

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