「幼児向けのドリルは簡単すぎて、もうつまらない!」
そんなときは、思い切って小学生向けのドリルにトライしてみるのはいかがですか?
年長さんなら、きっとできます!
小さいころからドリルが大好きで、いつの間にかどんどん先の学習へ進んでいた、わが家の次男・ナエくん。
今ではテキストの対象年齢をあまり気にせず、
「今なら挑戦できそうかな?」と思ったものを選んで取り組んでいます。
もちろん、ちょっと背伸びした内容なので、問題を一人で理解できないこともあります。
それでも、戸惑いながらもしっかり進めていけている様子を見ると、「挑戦してよかったな」と思います。
やる気があるなら、挑戦することに意義あり!
この記事では、我が家が年長になってから使っている“ちょっと難しめ”のドリルをご紹介します。
「ちょっと先取りしてみたいな」と感じている方の参考になればうれしいです。

今回紹介するドリルは小学生向けのものなのだ。
背伸びしてみた年長さん向け・ドリル紹介
我が家のナエくんの学習の歩み

ぼくがドリルをやりはじめたのは2歳くらい。
お兄ちゃんのまねっこがしたかったんだ。
我が家のナエくんがお兄ちゃんのまねっこがしたくて、最初にはじめたのが「こどもちゃれんじ」。
毎月、知育おもちゃとワークが届く通信教材です。
2〜3歳向けのワークは、シール貼り・線引き・ぬりえなどが中心で、「お勉強」というより「楽しい遊び」に近い内容でした。
ドリルをやっているお兄ちゃんの影響か、ナエくんはそのワークが大好きで、毎月すぐにやり切ってしまっていました。

届いたと思ったら2~3日で終わってしまうから、毎月困った…笑
やることがすぐになくなってしまうので、書店で本人が興味を持ちそうなドリルを買って取り組むようになったのですが…
気づけば、数字や時間、文字や英語など、どんどん新しいことに興味を持つようになり、
自然と“お勉強系”のドリルへと進んでいきました。
迷路・数字・時計・足し算・引き算・図形
ひらがな・カタカナ・文・漢字・アルファベット・フォニックス
英文法・英単語・簡単な英文・英文の多読・簡単な理科
年中では、これまでの流れを活かして、小学1年生の学習内容を意識しながら進めました。
(年中でやっていた家庭学習はこちらをcheck⇩)
年長になった今も、小学校での学びにスムーズにつながるよう、順序を意識して一歩ずつ先取りしています。
現在ナエくんが取り組んでいるドリルは2冊です!
年長用のドリルとして国語と算数で1冊ずつ購入しましたので、紹介していきます。
国語は小1用の「漢字と言葉」の強化を目指したドリル


- ドリル名:Z会グレードアップ問題集 小学1年 国語 漢字・言葉
- 発行所:Z会
- 価格:本体800円+税10%
- レベル感:小学1年で教科書レベルより少し難しい問題にチャレンジしたい人向け
- 中身の構成:全101ページ・47回・カラー・イラストあり
ひらがな・カタカナ・漢字…
1年生の範囲はひととおり終えたナエくんですが、「やった」というだけで、実はまだあやふやな部分も。
そこで今回は、「知っている」を「しっかり身につけた!」に変えていくために、
教科書より少し難しめの問題集を選んでみました。
このZ会のドリルは中学受験も視野に入れた内容で、
語彙の使い方や文の組み立てなども丁寧に取り上げられています。
最初に私が「これ、できそうかな?」と見せてみたところ、
ナエくんが中を見て「うん、これならやってみたい」と言ってくれたので、このテキストに決めました。
無理なく挑戦できそうな範囲で、“ちょっと先”の学びに触れてほしい、そんな気持ちで選んだ1冊です。


我が家は中学受験の予定はなく、公立一択!
先取り学習も、「お受験のためにやらなきゃ」というわけではありません。
でも、ちょっと上のレベルにチャレンジすることって、思わぬ成長につながることがあるよね。
だから、「今ならできそう!」と感じたタイミングで、挑戦の機会を大切にしているよ!


中身はこんなかんじ!途中までやった感想


Z会グレードアップ問題集は「漢字・言葉」のほかに「読解」のバージョンもあるのだ。
1年生の国語の内容が2冊に分かれていることでより深く学べる内容になっているよ!
このZ会のドリルは、小学1年生で習う内容の中でも、特に**「漢字と言葉」に力を入れている**一冊です。
漢字の問題は、一度学んだ1年生の漢字を、復習するような感覚でスムーズに取り組めている様子です。
ナエくんにとっては難しすぎず、「知ってる!」という嬉しさもあり、自分から進めることができています。
言葉の問題は、
- 「は」「を」「へ」
- つなぎ言葉
- なにが・どうする・どんなだ
- 「合う」と「会う」、「付く」と「着く」などの同音異義語
こういった語彙力や言葉の感覚を問う問題では、「これなんだっけ?」と戸惑う場面もありました。
でも、一緒に「これはどういう意味かな?」と考えていくと、「あー!そうか!」と納得して前に進めています。
ただ、一番つまずいたのは意外にも「問題文の意味を理解すること」でした。
「これ、なにすればいいの?」と、設問の意図を読み取るのがまだ少し難しい様子。
そこで、「これはね、“○○してね”っていう意味なんだよ」と説明してあげると、すんなり理解して取り組めました。
最近では、“今日は算数ドリルばかりやってるな…”と思ったら、次のページが言葉の問題だった!ということも(笑)
漢字のページは1人でもどんどん進められるけれど、言葉の問題はサポートなしでは進めるのはまだ少し難しいみたいです。
だから、言葉の問題のページは「一緒にやろっか!」と声をかけながら、私が時間をとれるときに進めるようにしています。


一人で進められないところもあるけれど、今までより適度にレベルアップ感があって
「少し難しい問題をやりつつ、1年生の復習をしたい!」という目的にはぴったりだったよ!
算数は2年生の内容にステップアップ!足し算の筆算に挑戦!


- ドリル名:くもんの小学ドリル 2年生たし算
- 発行所:株式会社くもん出版
- 価格:680円+税10%
- レベル感:小学2年の基礎力をつけたい方向け
- 中身の構成:全95ページ(うち問題ページは84ページまで)・42回分・カラー
1年生の範囲の学習——数・図形・たし算・ひき算は「完璧!」と言っていいくらい理解していたソウくん。
次は「かけ算」に興味をもち、すでに自力で九九を覚え始めているところでした。
でも今回は、**私の提案であえて「2年生のたし算(筆算)」からやってみよう!**ということにして、このドリルを選びました。
九九のドリルをやりたがっていた本人に、「まず筆算やってみない?」とすすめた理由は、
「学校で習う順に進めたほうがいいかな」と思ったから。


わたしには正直よく理由はわからないけど(笑)、
きっと授業の順番って、意味があるんだろうなって思ったんだよね。


中身はこんなかんじ!途中までやった感想


- 2桁の筆算
- 3桁の筆算
- 大きな数のたし算
- 工夫して解くたし算
筆算だけでなく、2年生の範囲の色々なたし算の問題があるよ。
教科書の範囲を超えた発展的な問題も少しあるのだ!
くもんのドリルは、これまでにも何度か使ったことがあるのですが、
シンプルで見やすいのに、子どもが「楽しいそうかも?」と感じられる見た目の工夫もあるところが、個人的にとても気に入っています。
全体的に控えめなカラーで気が散らず、かわいらしいイラストがところどころに入っていて、
それでいてしっかり問題数もあるので、「取り組みやすさ」と「学習量」のバランスがちょうどいい印象です。
このドリルには、新しい単元のやり方の詳しい解説は載っていません。
でも、筆算の仕組みは私でも教えてあげられる内容だったので、
やり方を説明するとすぐに理解して、解けるようになりました。
1日1枚が目安になっていますが、年長さんには少しボリュームがある日もあるので、片面だけで終わることもあります。
ただ、やり方さえわかれば「簡単!」と感じたようで、そのあとはどんどん自力で進めてくれています。
この記事を執筆中に気がついたのですが、**ドリルの表紙裏に書かれていた「くもんのドリルの上手な使い方」**がとても参考になりました。
特に印象に残ったのが「マルつけの仕方」についてのアドバイスです。
かならず「100点」にしましょう。
採点するときには、まちがった問題にだけ小さくチェックをつけて、
その場で直すくせをつけましょう。
すべて直したら、花丸や「100点」をかきましょう。
これを読んで、「そうすればよかったのか!」と目からウロコでした。
というのも、私は今までひとつひとつにマルやバツをつけていたのですが、
それだと、せっかく頑張って解いたページがなんだかごちゃごちゃして見えるのが少し気になっていたのです。
でもこの方法なら、間違いは最小限のチェックで、直したあとに花丸や100点がもらえる!
子どもにとっても気持ちよく「やりきった感」が得られそうで、とてもいいなと思いました。
終わった後の見た目もスッキリしてよさそうです。
さっそく次のマルつけから試してみようと思います!


ドリルやテキストに必ず書かれている「ドリルの使い方」「おうちのかたへ」のゾーン。
ついつい読み飛ばしていたんだけど、なかなか参考になることが書いてあるんだな~って認識を改めたよ。
今度からちゃんと読むぞ!
年長さん向けの先取りドリルの選び方
年長さんの先取りドリルを選ぶとき、
いちばん大切なのは「子どもがどこまで理解しているか」を親がきちんと把握すること。
そして、人と比べずに、わが子に合ったレベルのものを選ぶことだと思います。
もしまわりに先取りしている子がいたとしても、
「○○くんはもうかけ算をやってるらしいよ!うちもやらなきゃ!」
なんて焦る必要はありません。
理解には、やっぱり順番がとても大切です。
私は「小学校での学習順」を参考にしながら、
「今、これなら楽しんで取り組めそう!」という内容を選ぶようにしています。
親が焦らず、無理なく一歩ずつ。
子どもが確実に階段をのぼっていけるように、
次のチャレンジをそっと用意してあげられるといいですよね。


「先取りしてない私はダメ?」なんて思わないでね。
公園でたくさん遊ぶママ、お絵かきや折り紙を一緒に楽しむママ、子どもの「やりたい」にとことん付き合うママ――
みんな素敵なおかあさん。
先取りしてるママは「子どもと勉強するのが好きなママ」ってだけ。
それぞれが、自分たちに合った楽しい時間を過ごせてたら、それで充分だから焦らないでね!
先取り学習をしてみて私が思うこと
先取り学習は子どもに無理をさせている??


先取り学習をする前は、
「そういう家庭って、すごく教育熱心な“教育ママ”なんだろうなあ…」
というイメージがあって、正直ちょっと怖いような気さえしていました。
でも、実際に子どもと一緒に学び始めてみると――
「学校で習う勉強って、こんなに楽しいんだ!」と、私自身が思うようになったのです。
これは、子どものころの私には気づけなかったこと。
今はそれを、わが子たちにも感じてもらえたらいいなと思っています。
もちろん、子どもが嫌がっていたり、親の理想を押しつけてしまっている場合は、
それはたしかに無理をさせてしまっていることになるかもしれません。
でも、もし本人の中に「やってみたい!」という気持ちがあるなら、
その好奇心に応えて、少し先をのぞいてみるのも、悪くないのではと思うようになりました。
年齢以上の内容ですから、「難しい!」と壁にぶつかることもあります。
でもそれは、「勉強したくないからイヤ!」ではなくて、「あれ、自分の力だけじゃできないかも…なんかめんどくさいなあ…」という、大人にだってある“成長の壁に当たった時のイヤさ”なのだと思います。
今は、
「ちょっとだけ先の勉強を、ちょっとだけのぞいてみる」
というくらいの感覚で、
子どもの「知りたい!やってみたい!」を、そっと後押しするのが理想です。
勉強って、本来は楽しいものだったんだなあ……
子どもと一緒に学ぶようになって、そんなふうに思えるようになったことに感謝しています。
先取りしていると学校の勉強がつまらなくならない??


先取り学習をしていると、
「小学校に上がってから、授業がつまらなくなってしまわない?」
という不安もありますよね。
これはお子さんの性格にもよるかもしれませんが――
常に予習をした状態で授業にのぞんでいる小4の長男に聞くと、
「すでに知っているところだから、わからなくて困ることがなくて楽しい!」とのことでした。
勉強が嫌いになる理由のひとつは「わからないまま進んでしまう」こと。
その点、「もうわかっている」状態なら、
「僕、頭いいかも♪」という自信につながっているようです(笑)
ちなみに、長男は今の学年を少し先取りする程度で、
次男のナエくんのような「大きく学年を超えた先取り」はしていません。
なので、がっつり先取りした子が小学校に入ったときにどうなるのかは、まだ私にもわかりません。
でも、長男の様子を見ていると、
テストで良い点が取れたり、授業がしっかり理解できたりすることが、
「自信」や「学校って楽しい」という気持ちにつながっていくんじゃないかなと思っています。
学びの要約&ハナのひとりごと
学びの要約


この記事から学べることはこんなことなのだ!
✔先取り学習で使っている年長向けドリルの具体例紹介 | 我が家で使用しているドリルはこの2冊! “Z会グレードアップ問題集 小学1年 国語 漢字・言葉” “くもんの小学ドリル 2年生たし算” |
✔年長の先取り学習を選ぶ際のポイントや親の心得 | 年長の先取りドリルを選ぶ際に大切なのは、子どもの理解度をしっかり把握し、焦らずにその子に合ったレベルを選ぶこと。 周りと比べる必要はなく、学校の学習順を参考に「今、楽しめそうなもの」を基準に選ぶのが効果的。 親が無理なく見守り、一歩ずつ成長を支える姿勢が、子どもにとっても安心できる学びの環境になる。 |
✔先取り学習が子どものやる気や自信にどう影響するか | 先取り学習は、子どもが「知りたい」「やってみたい」という気持ちがあれば好奇心を伸ばせるチャンス。 学校の授業でわからないことが少なくなるため、自信がつき「勉強が楽しい」と感じやすくなるメリットも。 「ちょっと難しい」壁にぶつかることも成長の一部。親子で楽しく取り組むことが大切。 |
ハナのひとりごと
本屋さんにいけば、今やたくさんの種類のドリル・テキストがありますよね。
本屋さんは思いがけない出会いがあるワクワクする場所なので、私は本屋が大好き。
最近はドリルコーナーを見ているのもとても楽しいです。
子どもの頃は「勉強の圧」を感じてなんだか近寄りがたいコーナーでしたが、
今はゲームでいうと「レベルアップアイテム」を買うコーナーとでもいいましょうか。
「苦痛」を買う場所ではなく、「未来」を買う場所だとポジティブにとらえるようになりました。
子どもたちがどう心の中で感じているのかはわかりませんが、
大人になって振り返ったときに、実は嫌な思い出になっていないことを願います(笑)。
私の子どものころは、「進研ゼミ」をやるか、「塾に行くか」で、
本屋のドリル・テキストにはあまり縁がありませんでした。
勝手に家に届くテキストや、塾から配られるテキストをひたすらやるだけだったので、
何も考えずに「とりあえずやってって言われたからやる」という、とても受け身な学習姿勢でした。
だからか、私は自分が今やっている学習をやる意味を、自分の頭で考えることはなかったし、
勉強って「やらなきゃいけないからやるもの」くらいにしか考えていなかったように思います。
本屋でドリル・テキストを選ぶときは、探すのは親が主体にはなるけれど、
「どっちにする?」「これできそう?」と自分で選択に参加することができます。
勉強をする意味はまだ見いだせていないかもしれませんが、
「自分で選んだからやるんだ!」という主体的な気持ちはしっかりあると思うのです。
家庭学習には家庭学習の良さがある、私は子どもと学習を進めていくことでそう信じています。
これからも我が家のペースで、子どもと一緒に無理なく続けていきたいと思います。


もう半分はおわったから次はなにしようかな?
はやくかけ算やりたいな~☆
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