我が家の小4長男ソウくんは、塾には通わず、ドリルやワークを使って家庭で学習をしています。
家庭学習の流れとしては、まず1年間の学習内容をざっくり頭に入れて➜その後、授業のレベルを超えた応用問題にもチャレンジしていく予定です。
ということで、4年生のスタートはまず基礎固め。
今年の予習用として、“新興出版社の教科書ぴったりトレーニング”を選びました。
3月下旬から使い始めて、4教科分を継続中です。
実際の使い心地や良かった点・気になる点など、リアルな感想をまとめてみました。
「使ってみようかな?」と考えている方の参考になればうれしいです!

お金をいっぱい稼げる大人になりたいから、勉強がんばってるんだ~!
疲れて嫌になっちゃう日や、遊びたくて“早く終わらせたい~!!”ってなることもあるけど、
毎日自主勉続けてるよ!
教科書ぴったりトレーニングとは??
“教科書ぴったりトレーニング”は、新興出版社から出ている、学校の教科書に沿った内容を学習できるワーク。
1年間の学習内容を、ざっくり・さらっと確認できる構成になっていて、家庭での予習や復習にちょうどいい1冊です。
学習内容ごとに「じゅんび➜練習➜たしかめテスト」という3段階で構成されており、要点を押さえてから練習し、最後に定着を確認できる流れになっています。
書店の学習テキストコーナーに行くと、「教科書対応ワーク」としてよく並んでいるのがこの2冊⇩
- 教科書ワーク(文理)
- 教科書ぴったりトレーニング(新興出版社)
どちらも内容はとても似ていて、基本的にはどちらを選んでも大きな差はありません。
教科書ぴったりトレーニングの特徴の1つが、わんちゃんのキャラクターの可愛らしさ。
表紙の印象でこちらを選びたくなる子もいるかもしれませんね。
「教科書ぴったりトレーニング」は、国語・算数・理科・社会・英語の5教科に対応していますが、
我が家では英語は別のやり方で進めているため、このワークは国語・算数・理科・社会の4教科で使っています。

去年は「文理の教科書ワーク」を使ってたから、今年はこっちにしてみようかな~って選んでみたよ!
やりやすさは、どっちも同じくらい!

教科ごとにこんなふろくがついているよ!
「教科書ぴったりトレーニング」には、教科ごとにさまざまなふろくがついています。
※青マーカーが引いてあるものが、我が家で実際に活用している or 活用予定のふろくです。
![]() | ・3分まとめ動画 ・漢字専門ドリル ・夏冬春学年末テスト ・漢字ポスター ・がんばり表 ・はなまるシール |
![]() | ・3分まとめ動画 ・計算専門ドリル ・夏冬春学年末テスト ・がんばり表 ・はなまるシール |
![]() | ・3分まとめ動画 ・理科スタートアップドリル ・夏冬春学年末テスト ・自由研究サポートポスター ・がんばり表 ・はなまるシール ・観察実験カード |
![]() | ・3分まとめ動画 ・白地図ドリル ・夏冬春学年末テスト ・日本地図 ・がんばり表 ・はなまるシール ・都道府県カード |
実際に使ってみてどう?
ポスターやドリル、テストのふろくはとてもありがたい存在!
特にポスターは、トイレの壁に設置しているホワイトボードに貼って、“ながら学習”に活用しています。
カード系も切り離さず、同じくポスターとしてホワイトボードに貼って活用。
ただし我が家では、がんばり表やはなまるシールの類はあまり活躍せず…
「終わったらシールを貼る」という作業が、4年生男子には“楽しい”というより「ただめんどくさい作業」に感じるようです。
また、「3分まとめ動画」も残念ながらうちの子には刺さりませんでした。
(淡々と授業を受けているような印象の動画でした。かわりにYouTubeやNHK for Schoolを活用中です!)

3分まとめ動画は……私は眠くなっちゃう系の動画でした~。

マルつけらくらく解答
マルつけがしやすいように “本文ページを縮小した紙面に問題の答え”が掲載されていて、問題と答えの対応が一目でわかる工夫がされています。
これにより、答え合わせにかかる時間がグッと短くなるメリットがあります。

確かに!!!
この記事を書くまで気が付かなかったけど、「マルつけ、どこまでしたっけ?」って見失うことなく、すごくつけやすいです!
そんなありがたい工夫があったんですね♪
我が家の使い方とスケジュール
どのタイミングで使っている?
ソウくんは「予習用」としてこちらのワークを使用しています。
学校の授業のスピードは気にせずに、どんどん自分のペースで先に進めていくスタイルです。
このワークを使う目的は、「とにかく1年間の学習内容をざっくり把握すること」。
そのため「しっかり覚えたか?」よりも、 「内容の流れが理解できるか?」を大切にしています。
「教科書ぴったりワーク」を一通り終えたあとは、さらに発展的な問題集に取り組んで、理解を深めていく予定です。
1日の学習量はどのくらい?

ソウくんと目標にしている1日の学習時間は、
- 平日は宿題を含め、最低1時間
- 休日は朝と午後の2回に分けて、合わせて1時間から1時間半くらい
このペースだと一度の勉強時間で見開き2~3ページ分進めることができます。
進める教科はソウくんのその日の気分で決定。
そのため、教科によって進み具合にバラつきはありますが、
「学校の授業より先に進んでいる状態」をキープできればOKと考えているので、彼のペースで進めてもらっています。
ソウくんの現在の進み具合(2025年5月時点)
3月下旬から教科書ぴったりワークに取り組みだしたソウくんの進み具合はこんなかんじです。
![]() 国語 | 全120ページ中 63ページまで | ![]() 理科 | 全80ページ中 35ページまで (ただし、間違い直しは放置中…) |
![]() 算数 | 全128ページ中 35ページまで | ![]() 社会 | 全88ページ中 88ページまで (こちらも、間違い直しは放置中…) |
ご覧の通り、とっっっってもバラつきがありますね。笑
ですが、すべて「学校の授業より先」に進んでいるので、進度についてはまったく問題なし。
問題なのは…
“間違い直しを放置しているところが多々ある”という現実。
そして正直に言うと、これは “私のせい” なんです。
家庭学習の基本は「すぐにフィードバックすること」。
つまり、すぐにマルつけをして、すぐに直す。これが一番効果的な学習の形です。
でも、3月〜4月はブログ作成にかまけてしまい、私がすぐにマルつけしてあげられませんでした。

集中しだすと止まらない~~
周りの様子も気が付かない~~
それが私の長所でもあり、短所でもあり………。
そしてしばらく時間がたった後にマルつけをしたところで、
勉強モードのソウくんはどこへやら、
「マルつけしたよ〜」「なおそっか〜」と言っても、
もう完全に“遊びモードのソウくん”しかそこにはいません。
「明日直す〜!」という言葉を信じてみたものの、翌日にはもうすっかり忘れていて、
新しいページをどんどん進めていくソウくん…。
こんな繰り返しの末、直していないページがどんどん溜まっていったわけです。
せっかく頑張ってくれているのに、私がきちんと対応できなかったせいで、
勉強の効果を弱めてしまったことに、とても反省しています。
この溜まった「直し」については、どこかで一緒にがんばって、少しずつ解消していこうと思っています。

すごーーくポジティブに考えると、
“「すぐにフィードバックすること」の大切さ”
身をもって理解できたってことだね。笑
本当にごめんね。これからはもっと気を付けるね!

ワークを使って感じたメリット&デメリット
メリットはこんなところ!
なんといっても、この1冊で1年間の学習内容を一通り学べるのが、最大の魅力だと思います。
そして、一つ一つの内容がさらっと学べて、ページごとの問題量も“多すぎず少なすぎず”のちょうどいいバランスなのもプラスポイント。
学校から帰ってきたあとでも、「せっかく帰ってきたのに、また勉強?」とやる気をなくすことなく、
「よし!ちょっとだけやるか」と前向きになれそうな、“ギリギリ嫌じゃない量”にうまく調整されていると感じました。
そしてどこの書店でも必ず売っている!手に入りやすさもメリットですね。
実際に店頭で中身を確認しながら、“文理のワークと新興出版社のワーク、どっちにしようかな”と比較検討できるのはありがたいです。
授業に沿った内容なので、復習として使用する場合は親のサポートがなくても、
子ども1人でどんどん進めることができるような、ちょうどいい難易度だと思いました。
デメリットはここ!
予習として使う場合は、学習内容の説明が少ないことがデメリットになります。
「これはこういうことなんですよ~。」みたいな説明・解説ゾーンが非常に少なく、ほぼないと言ってもいいくらいです。

これは3年生のときに“文理の教科書ワーク”を使っていたときにも感じたデメリットなんだよね。
予習だと“これ1冊だけで完結できない。”
特に、説明もなくいきなり“カッコに言葉を入れていく”ような問題が出てきたりして、
「よくわからない!」となることがあるのです。
たぶんこれは、「学校の教科書と合わせて使ってね」というスタイルなのでしょう。
しかし、ソウくんは置き勉をしているので、家に教科書がありません。
なので、学習内容を理解するには補足ツールが必須です。
我が家では、別で参考書を用意したり、Youtube・NHK for school・スクールTVなど、無料で見られる学習動画を活用しています。

“教科書ぴったりトレーニング”にもQRコードで“まとめ動画”が見られるんだけど、これは正直つまらなくて見るのをやめちゃったのだ。
“教科書ワーク”の動画のほうが、アニメーションになってて見やすかったのだ!
要確認!社会だけのデメリット
これは4年生特有の事情ですが――
社会の単元が「自分の住んでいる都道府県」になる、という点です。
「教科書ぴったりトレーニング」では、全国のいろいろな県の事例がピックアップされているのですが、
実際に学校で使われる社会の教科書は、“自分の住んでいる県専用”の地域教材。
そのため、このワークでは学校の授業内容をそのまま予習・復習することができません。
実はこれ、3年生のときにも感じた問題でした。
(3年生は「自分の住んでいる市町村」がテーマ)
当時も、社会だけは予習効果があまり発揮されず、成績もイマイチだったのです。
ちなみに、“教科書ぴったりトレーニング”に載っている4年生の単元はこんな感じ⇩
- わたしたちの県
- 住みよいくらしをつくる
- 自然災害からくらしを守る
- 郷土の伝統・文化と先人たち
- 特色のある地域と人々のくらし
でも、これが実際にわが子の授業でどこまで一致しているのか?
地域教材との違いが見えにくく、「どの程度予習に役立つのか」は正直、想像しにくいところです。
しかし、“予習で学校の成績がよくなる”という効果はなくても、このワークの学習内容を学ぶことが無意味だとは思いません。
むしろ、この先の単元や中学以降の学習にもつながる大切な土台だと思うので、
学校とのズレはあまり気にせず、「これはこれ」と割り切ってチャレンジしてもらっています。

教科書ぴったりトレーニングのレベルは簡単?難しい?
教科書に沿った内容であり、いわゆる「基礎」にあたるものなので、“難しい!”と感じることは基本的にありません。
ただし、1年間の内容を“ギュッ”と詰め込んでいるぶん、説明が簡潔で、すぐに理解しにくいこともあるかもしれません。
その点をのぞけば、学校の授業をしっかり聞いている小4の子どもにとって、「わからない!」「難しい!」となるレベルではなく、
「あ!これ授業でやったところだ!」「これ、ワークでやったやつだ!」と、授業の予習・復習、そしてテスト対策にちょうどよい内容だと感じました。

「教科書ぴったりトレーニング」は“基礎固め”用!
応用には向かないからそこは覚えておいてね~!
このワークはこんな家庭におすすめ!
- 学校の授業を先取りしたい(※補足ツールは必須)
- 学校の授業の復習がしたい
- 基礎をしっかり固めたい
- 親も学習のサポートができる(マルつけやわからないところの説明)
- 短時間で効率よく自主勉強できるものを探している
もっともっと力を伸ばしたい!という場合は、発展的な問題が載っているワークやドリルに取り組むのがおすすめです。
でも、「まずは基礎力をつけたい!」という目的には、ばっちり合っているワークだと思います。

「うちの子って何がわかってて、何が苦手なんだろう~?」
って確認したい場合は、一通りやってみると見えてくるよ!

「教科書ワーク」と「教科書ぴったりトレーニング」
どちらもおすすめだから、
子どもが“やりたい!”って思うほうを選ぶのだ。
この記事の大事なポイント&ハナのひとりごと
この記事の大事なポイント

この記事から学べることをまとめたのだ!
✔「教科書ぴったりトレーニング」の特徴とメリット | 1冊で年間の内容をカバーできる手軽さと、問題量のバランスがちょうどよく、基礎をしっかり固めたい家庭にぴったりのワーク。 |
✔このワークのデメリットや注意点 | 予習に使うときはやりづらいことがある点や、社会の内容が地域ごとの教科書とずれている点、解説が少ない点には注意が必要。補足教材を上手に活用するのがおすすめ。 |
✔向いている家庭や使い方のコツ | 復習中心に使いたい・短時間で効率よく学習したい・親がサポートできる家庭に最適。 応用問題は少ないため、目的に合わせた使い分けが必要。 |
✔実際に使ってみた我が家の体験談と気づき | フィードバックのタイミング(マルつけ)や教科書の有無など、親の関わり方次第で効果が変わることを実感。 完璧を求めすぎず、基礎固めの一歩として活用。 |
ハナのひとりごと
去年、「文理の教科書ワーク」を使ってみて、「予習用」としてはちょっと使いづらいかも…と感じていました。
それで、4年生では別タイプのワークを検討していたんです。
でもやっぱり、「教科書対応ワーク」って1年間の学習内容を効率よく学べるのが魅力なんですよね。
一冊で完結はしなくても、基本の理解にはじゅうぶん使えるなと感じて、
今年は“新興出版社の【教科書ぴったりトレーニング】”を選びました。

……と書くと、「文理がダメだったの?」と思われるかもしれませんが、
勘違いしないでほしいのは、「文理」→「新興出版社」へ替えたのは、“ソウくんのなんとなく”が理由です。
どちらも内容としては似たような構成なので、どちらを選んでも安心ですよ♪
本音を言えば、
要点の解説+基礎問題+確認テストがバランスよく入っている“欲張りな一冊”が理想なんですが…
そう都合よくはいかないものですね。笑
「ぴったりトレーニング」は1冊1,496円。
主要4教科で5,984円。一度の出費としては、我が家にはなかなかの金額です。
参考書までそろえようとすると、お財布が…悲鳴を上げます。
一人っ子ならもう少しかけられるかもしれませんが、うちには弟もいますしね。
もっと「予習」にバンバン使えるような、ひとりで進めやすくて優秀なワークないかなぁ〜〜〜。
これからの時代、おうち学習派もどんどん増えると思うんです!
出版社さん、お願いします〜!
見つけたら……絶対に買います!!!笑

ひとりでどんどん進めやすいと、もっと勉強がはかどりそうだな~。
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