我が家の小3息子、ソウくんの夢は――
「東大に行くこと!」
何か明確な将来の夢があるわけではなく、勉強への強い情熱があるわけでもありません。
ただ、テレビ番組『東大王』が大好きで、

一番すごい大学って東大なの?じゃあ、僕そこ行く!
という、ちょっとしたノリから始まった夢でした。
最初は「ふーん。じゃあ、頑張って勉強しなきゃね」と、軽く受け流していた母。
けれど、思いのほか長く「東大に行く」と言い続けるソウくんの姿を見て、

もしかして、母が本気で信じてみたら…?
大きすぎる夢だって、
現実になるかもしれない……
そんな気持ちから、親としてもこの夢をちゃんと応援してみようと決めました。
もちろん、ただ信じているだけでは夢は叶いません。
自分で学び進めていけるようになるまでは、サポートが必要です。
そこで――
「小3の今、家庭でどんな学びの環境を整えられるか?」
「親として何ができるのか?」
私なりに真剣に考えてみました。
この記事では、ソウくんの夢を応援するために、我が家で実践している家庭学習の工夫や、小3の今できることについてご紹介します。
我が家の現状・今できるサポート
我が家はどんな家庭?
まず、わが家の状況をざっくり整理してみると…
- ハナ(私)は短大卒のいわゆる“低学歴”
- 夫は四大卒
- 教育費にたくさんお金をかける余裕はない
- 中学受験は考えていない(中高は公立希望)
- 小学生のうちに塾に通わせる予定もなし
- ソウくんは「東大に行きたい」と言っているけれど、勉強が大好きというわけではない
…こんな感じのごく普通の家庭です。
「それで東大目指すとか、無理に決まってるでしょ!」なんて声も聞こえてきそうですが、
何もしないうちから諦めるのではなく、
“努力すれば夢に近づけるかもしれない”という考え方を育てたい。
そんな思いで、できる範囲でのサポートをしようと決めました。
たしかに、今は中学受験をして難関校を目指すご家庭も多くあります。
でも、わが家にはそこまでの余裕はありません。
とはいえ、中学受験しなきゃ東大に行けないなんてことはありません。
実際、公立中学→公立高校→東大、という道を歩んだ人もたくさんいます。
「今ある環境の中で、どこまでやれるか?」
わが家なりの挑戦を、少しずつ積み重ねていこうと思います。
現在取り組んでいるサポート
具体的には、こんなことを意識しています:
- 塾に行かない分、問題集や参考書、勉強になる本の購入は惜しまない
- 勉強中はできるだけ近くにいて、母が“個別指導の先生”役をする
- 家庭学習がしやすい環境を整える(テーブルの上、時間の使い方など)
- 勉強習慣がつくよう、毎日の声かけを工夫する
- 「勉強=つらいもの」にならないよう、声かけや態度に注意する
- やる気が出るような“ちょっとした工夫”を取り入れる(ごほうび、目標設定など)
「お金をかけられない」というのは、言いかえれば「外注できない」ということ。
だったら、できるところは自分でやるしかない。
母の“低レベルな個別指導”ではありますが、できる限り寄り添って、楽しく続けていけるよう工夫しています。
これは完璧な方法ではありませんが、
「頑張りすぎず、でもしっかり応援する」
わが家なりの方針として、今後も試行錯誤していくつもりです。
東大を目指す小3が、今すべきことを考えてみる
「東大に行きたい!」
そんなソウ君の夢。
大学受験の経験すらない私に、的確なアドバイスはできないかもしれません。
それでも、私なりに大切だと思うことがあります。
それは――
**「東大に行ける子は、基礎が完璧」**だということ。
どんなに難しい問題も、土台となる基礎ができていなければ、解けるはずがありません。
学年が上がるごとに、勉強はどんどん難しくなります。
だからこそ、小学生のうちに習う内容でつまずいているようでは、東大は遠い夢のまま。
「なんとなくわかった気がする」で終わらせず、
しっかり理解し、苦手はその都度つぶしていくことが大事だと思っています。
小3で取り組みたい「3つのこと」
そこで私が考えた、ソウ君が小3で取り組むべきことはこの3つです。
1. 学年の学習範囲を“完璧にする”
まずは目の前の学校の勉強を完璧に理解すること。
塾に行かなくても、家庭学習でしっかり定着できるようにサポートしていきます。
2. 英語学習を“毎日コツコツと”
最近は大学入試の英語もどんどんハイレベルになっているそうですね。
これからの時代に必要なのは、読む・書く・話す・聞くの4技能。
私自身、英会話ができないことをずっと後悔しているので、
子どもたちには「英語って楽しいね」と思える体験を、今のうちにして英語を得意科目にしてほしいです。
英語は筋トレと同じ。毎日の積み重ねがものを言うそうなので、
小3から少しずつでも英語に触れることが、未来の力になるはずだと信じています。
3. 読書の習慣をつける
読書は知識の宝庫。文章力や語彙力だけでなく、
思考力や想像力の基礎をつくる大事な習慣だと思っています。
ソウ君は「マンガで学ぶシリーズ」が大好きですが、
文字ばかりの本にはまだ手が伸びません。
読書大好きな私としては、
ぜひ読書の楽しさに気づいてもらいたい。
“読書って、自分をアップデートする力がある”
そんなことを感じられるようになれば、将来自分で学びに行ける力が育つはずです。

まずは、この3つから!
今のソウ君には、この3つを目標に、日々の家庭学習に取り組んでいこうと思います。
この3つがしっかり身につけば、ほんの1歩だけかもしれないけど、
憧れの未来に近づくはず!
小3ソウ君の現在の取り組み
「毎日、宿題+自主勉をする」という習慣が、約80%の確率で定着してきたソウ君。
今、自主勉として毎日取り組んでいるのは、
- 書店で購入した「教科書ワーク」
- フォニックスの英語テキスト
この2つです。
教科書ワークで“基礎固め”
教科書ワークは、国語・算数・理科・社会をまんべんなく。

使い方としては、
- 予習として先取り学習をしたり
- テスト前の復習・対策に使ったり
日によって使い分けています。
現在は「どれか一教科は必ず自主勉をする」というルールで進行中。
内容をすべて終えて、基礎がしっかり理解できていることが確認できたら、
**応用問題が多めの「ハイクラスドリル」**に進む予定です。
6月現在の進み具合
- 算数:大好きすぎて、あと1か月ほどで3年生の範囲をコンプリートできそう!
- 国語:学校の進度に合わせて、主にテスト対策に使用中
- 理科・社会:学校より少し先を進んでいるペースです

もしかしたら、2学期からは算数だけ先にハイクラスドリルに進めるかも?
英語は“フォニックス”から始めました
春休みからは英語学習にもチャレンジ中。

取り組んでいるのは、「フォニックス」。
参考にしているのは、元イエール大学助教授・斎藤淳さんの著書
『ほんとうに頭がよくなる世界最高のこども英語』。
この本に書かれていた、
**「フォニックス→多読→英語力UP」**という流れを取り入れています。
英語ができない私でも、先生役ができた!
英語が全くダメな私に教えられるのか…?と不安もありましたが、
だからこそ、子どもと“同じ目線”で学ぶことが面白い!
テキストを使って、親子で楽しみながら毎日少しずつ勉強しています。
始めて3か月ほどですが、
小3のソウ君も、年中のナエ君も、
簡単な単語や例文を読めるようになってきた!
しかも、ただの丸暗記ではなく、
アルファベットのつながりから発音を推測する力が少しずつ身についてきているのです。
これはもう…フォニックス、すごい!
ちょうど、ひらがなが読めるようになった頃のあの感覚。
英語を読む楽しさに、夢中になれる瞬間があるんですよね。
私も大人用の本で知識を補強しながら、毎日コツコツ続けています。
そして、漢検8級にも挑戦予定
ついでに書いておくと、**漢検8級(小学3年生レベル)**にも挑戦予定。
三年生の後半で習う漢字を、ちょこちょこ進めていますが…
これは正直、進みがゆっくりです。

毎日、「必ず何か1つは自主勉する」
それを嫌がらずにできているのは、本当にすごいこと。
親バカかもしれませんが、
今のところは花丸をあげてもいいんじゃないかな?
と、ちょっと甘めに評価しています。
我が家が「目指せ東大!」のためにできる戦略とは?
小さな努力の積み重ねが、夢への道になる
東大に行くための学力って、一体どうやってつけるの?
正直、まだまだ分からないことだらけです。
でも一つだけ確かなのは、
「今、学んでいることをしっかり理解する」
それが何より大事だということ。
毎日コツコツと積み上げていく。
その先にきっと、今はまだ見えていない道が開けてくるはず。
息子の夢がこの先どう変わるのかは分かりませんが、
目指している間は、信じて応援し続けたいです。
教育費に限りがある我が家の「最大の戦略」
高額な塾や教材は、正直なところ難しい…。
でも我が家には、我が家なりの戦い方があります。
それは――
**「嫌がられるまでは、一緒に学ぶ!」**ということ。
母として、すごい学力を持っているわけではありません。
でも、「一緒にやってみよう!」と声をかけて、
勉強仲間になることはできます。
息子の夢が叶うかどうか、将来どうなるかは分かりません。
でも、
- 期待しすぎず
- プレッシャーをかけすぎず
- でもあきらめずに
これからも、息子の学びに寄り添うことを続けていけたらと思っています。
親が期待しすぎないためのマインド整理
最後に心に留めたいこと―――
東大を目指したい、という夢を応援するときに、親が気をつけたいのは「期待しすぎないこと」だと思います。

応援と期待をしすぎないこと、相反していてバランスが難しい…
なぜ期待しすぎないほうがいいのか?
子どもが夢を変えるのもOKだと思える理由は?
ここで少し整理しておきます。
なぜ期待しすぎないほうがいいのか?
- 子どもは「自分の意志で頑張る」ときに一番力を発揮できる
- 親の期待が強すぎると、子どもが「やらされている」気持ちになり、意欲が下がる
- 勉強=親を喜ばせるため、になってしまうと、自分の夢ではなくなってしまう
- 小さいうちは特に「楽しい」「できた」という気持ちが成長の原動力なので、無理に結果を急がないことが大事
期待されなさ過ぎても悲しいけれど、期待されすぎているのもなかなかのプレッシャーです。
一番してほしくないのは「お母さんが喜ぶからがんばる」こと。
もし、自分のなかで「ちがう」と思い始めているのに、私の期待に応えようと頑張ってしまう、そんなの求めていません。
重荷にならないくらいの適度な応援を心がけたいです。
子どもの夢は変わるもの・柔軟性も大切
成長とともに興味や価値観は自然に変わっていくもの。
自分自身も子供の頃、色々夢が変わったのではないでしょうか?

ちなみに私は
ケーキ屋さん→アイドル→服を作る人…ってコロコロ変わったし、
結局何も叶えてません。笑
最初に目指した夢がきっかけで、視野が広がり新しい目標が見つかることもあります。
壁にぶつかって、自分の限界を知る日が来るかもしれない。
そんなとき、「軌道修正はできる」と前向きに道を選べる力も大切です。
だから、
応援するけれど、夢が変わってもいい。そんなふうに思っているよ!
ということを、子どもにも伝えたいと思っています。
今回の記事の要約&ハナのひとりごと
今回の記事の要約

今回の記事のポイントをまとめたのだ☆
✔小学3年生が東大を目指すために今できることがわかる | 小学3年生が東大を目指すためには、基礎学力の強化とともに、英語学習や読書習慣をつけることが重要。これらをしっかりと身につけることで、将来の学力アップに繋がる。 |
✔家庭でできるシンプルかつ効果的な学習法がわかる | 教科書ワークや自主勉強を毎日続けること、学習習慣を定着させることが大切。無理なく、少しずつ学習を積み重ねていく方法が効果的。 |
✔英語や読書の習慣づけに必要な視点が得られる | 英語はフォニックスから学び、毎日の積み重ねで習得を目指すことが有効。読書習慣は学力向上にも繋がり、興味を引き出す本から始めることがポイント。 |
✔教育費をかけずに親ができるサポート方法がわかる | 塾や高額な教材に頼らず、家庭でできるサポート方法を実践してみる。親が一緒に学ぶ姿勢を見せ、学習環境を整えることが大きな助けになる。 |
✔「一緒に学ぶ」ことの価値とコツがわかる | 親と一緒に学ぶ時間を大切にすることで、子どもの学習へのモチベーションが高まり、学びが楽しさを伴うものになる。共同学習を通じて親子の絆も深まる。 |
ハナのひとりごと
私が子供の頃のお話…
「歌手になりたい」「服を作る仕事がしたい」
夢を持つたびそんなことを親に話したら
「あなたには無理じゃない?」って言われたのがとっても記憶に残っています。
私は体力がなく、メンタルが弱い子どもだったので、そういいたくなる親の気持ちもわかるんだけど…
でも言われたときに「あー…自分には無理なんだ。自分はすごいことが出来ない子なんだ。何にもできない子なんだ」って自分の価値の低さを伝えられた気がしました。
それから挑戦というのを避けるようになったと思います。
現実の厳しさを伝えるための「無理」だったのかもしれないけど、
「無理」ではなくて
「その夢を叶えるためにはこういうことをしなくちゃいけない。こんな能力がなくてはいけない。」
ってただ現実を教えてもらいたかった。
「無理か無理じゃないか」は自分で判断したかった。
そんな気持ちが今も残っています。
「東大を目指したい!」っていう大きな夢を伝えられたとき、
「なんて大きな夢すぎるんだ!笑」と驚きました。
でも同時にこの記憶がよみがえりました。
だから私はただ「無理」というのではなく
「このくらいの勉強が必要で、このくらいのレベルにならなきゃいけない、そのくらいがんばる覚悟はある?大変だけどものすごく頑張れば、叶うかもしれないよ。」と伝えました。
叶う可能性が低い夢でも0%じゃないのなら、応援してあげたいです。

親が何気なく言った言葉でも、子供に深く刺さってしまうことってあるのだ。
親が信じてくれているっていうのが原動力になるかもしれないのだ。
でも「信じる気持ち」がプレッシャーになることもある。難しい…笑
子どもが頑張る力は、親が引っ張るものではなく、子ども自身の心から生まれてくるもの。
親は、そっと隣で一緒に歩きながら、支えになれたらいいなと思います。
「一緒に学ぶ仲間」として、あたたかい距離感で、これからも見守っていきたいです。

頑張れば叶うかもしれない!夢に向かってがんばれ!
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