寒い季節、お部屋の寒さにお悩みではありませんか?
暖房をつけたいけれど、電気代が気になってフル稼働させるのはちょっとためらってしまいますよね。
我が家が住んでいるのは、築30年の賃貸マンション。
造りが古いためか、とにかく寒い!
窓からは隙間風がピューピュー吹き込み、お風呂もトイレも地獄のような寒さ。
床も氷のように冷たくて、「こんなに寒くなるの?」と引っ越してきた当初は本当に驚きました。
それでも、少しでも快適に過ごしたい!電気代も抑えたい!
そんな思いから、毎年いろいろな防寒対策グッズを試してきました。
この記事では、私が試して「これは効いた!」と感じた防寒アイテムを5つに絞ってご紹介します。

防寒アイテム選びのポイントはこの4つなのだ!
- 電気を使わない
- 賃貸でもOK
- 費用が高すぎない
- すぐに始められる

本当は断熱性能の高い家に住むのが一番…でも、簡単に引っ越せるわけではありませんよね。
だからこそ、「今の住まいでできること」を少しずつ積み重ねて、暮らしを整えていきましょう。
今の住まいで頑張っていきたい皆さん、一緒に試行錯誤していけたら嬉しいです!
部屋が寒いのはなぜ?5つの主な原因
寒い部屋に悩んでいるとき、「とにかく寒い!」と感じるばかりで、なぜ寒いのかまではあまり考えないかもしれません。
でも、原因がわかれば対策もとりやすくなります。
ここでは、賃貸住宅に多い「寒くなる理由」を5つに分けてご紹介します。
1、窓から熱が逃げている
住宅の中で最も熱が逃げやすいのが「窓」。
ガラスは断熱性が低く、冷たい外気に触れることで室内の熱がどんどん奪われていきます。
古い建物ではシングルガラスが使われていることも多く、冷気がダイレクトに伝わってしまうのです。
2、隙間風が入ってくる
窓のサッシや玄関ドア、換気口などのすき間から、外の冷たい空気が入り込むことがあります。
特に築年数の古い建物では、パッキンの劣化などで密閉率が下がっていることも。
隙間風は体感温度を一気に下げてしまいます。
3、床から冷気が上がってくる
フローリングや畳などの床材の下に断熱材が入っていない場合、床が冷えやすくなります。
熱は上に逃げる性質がありますが、冷気は下にたまるので、床が冷たいと体感温度が下がり、足元から冷えを感じやすくなります。
4、日当たりが悪い
日中に太陽の光が当たらない部屋は、自然にあたたまる時間が少ないため、気温が上がりにくくなります。
特に北向きの部屋や、建物の陰になる位置にある部屋では、この影響が出やすいです。
5、断熱材の性能が低い
壁や天井、床に入っているはずの「断熱材 」が薄かったり劣化していたりすると、外気の影響を受けやすくなります。
これは建物の構造による部分が大きいため、自分ではなかなか改善できませんが、原因として知っておくと役立ちます。

どれか1つだけじゃなくて、いくつかが重なって「寒い部屋」が出来上がっていることが多いのだ。
次はこの原因を少しでもカバーできるような防寒対策を紹介していくのだ。
賃貸でもできる!部屋の寒さ対策5選
ビニールカーテンで窓からの冷気をブロック(費用目安:2,000円以内)
寒さ対策の大本命は「窓」!!
部屋の中で最も冷気を感じやすいのは、実は窓まわりです。
外の冷たい空気がガラス面を冷やし、そこから室内の熱がどんどん奪われていきます。
特にシングルガラスや古いサッシは要注意です。
そこでおすすめなのが、ビニールカーテン。
透明のビニール素材でできていて、今あるカーテンの内側に設置するだけで、冷気の侵入をグッと抑えられます。
我が家で使っているのはこの商品

- 商品名:ワイズ 冷気を防ぐあったかカーテン
- 購入先:楽天市場
- 購入時の価格:1,100円
- メリット:窓からの冷気をかなりしっかりカットしてくれる。
設置がカンタンで手軽。 - デメリット:窓を開けたいときに、ちょっと邪魔に感じることも。

この商品は本来、カーテンレールのランナーに付属のS字フックで引っ掛けて設置するタイプ。
だけど、突っ張り棒を使って設置することもできるよ。
突っ張り棒を使うときは、プラスで突っ張り棒代がかかることを忘れないでほしいのだ。
設置方法は、こちら!⇩

ここで1つ注意点
説明書の取り付け方法ではなく、突っ張り棒に付属のSカンを引っ掛けて設置する場合は、デメリットが一点。
付属のS字フックは突っ張り棒の太さとぴったりすぎて、カーテンの開け閉めがちょっとしづらい…。
つっぱり棒を使うときにスムーズに動かしたい場合は、リングタイプのフックに取り換えるのがおすすめ!
見た目や光の入り方は?
「見た目がビニールだと目立ちそう…」と心配していましたが、レースカーテンの内側に設置すればほとんど気になりません。
部屋の明るさも、レースのカーテンだけのときと比べて「ちょっと暗くなったかな?」と感じる程度で、大きな変化はなしでした。
長く使えるの?
フックを引っ掛ける穴の部分が破れなければ、翌年も問題なく使えます。
耐久性はそこそこある印象です。

購入して3回目の冬だけど、また来年も使えそうだなって思うよ。
しまう前に、晴れた日に一回水洗いはしておきたいな。
楽天市場などのネットショップだけでなく、ホームセンターでも購入可能。
今回ご紹介した商品以外にも、無地や花柄、透け感のないものなど様々なメーカーから販売されているので、お好みに合わせて探してみるのがおすすめです。

寒さの原因にしっかりアプローチしながら、賃貸OK&低コストで魅力的なのだ。

突っ張り式カーテンレールで玄関の冷気をシャットアウト!(費用目安:10,000円以内)
冷気の通り道「玄関」も、実は見逃せない防寒ポイント。
玄関ドアのすき間や床とのわずかなすき間から、冷たい空気がじわじわ室内に侵入してきます。
玄関からリビングへつながっている間取りだと、さらに家全体が冷えやすくなってしまう原因になります。
我が家は、玄関からリビングの間にドアがあるので、リビングへの影響は少なめですが、玄関のすぐそばにトイレと浴室があるので、そこが地獄の寒さ…。
そこで、突っ張り式のカーテンレールを使って、玄関にカーテンを設置してみました。
実際に使っているのはこちら

- 商品名:フィットワン 突っ張り式カーテンレール
- 購入先:ホームセンター
- 購入時の価格:3,500円くらい
- メリット:玄関からの冷気を感じにくくなる。
玄関のドアを開けたときの「家の中が丸見え問題」も同時に解決できる。(目隠し効果) - デメリット:荷物が多いときは少し通りにくい。
1人での設置は大変。2人作業がおすすめ。
設置のコツと注意点
突っ張り式のレールは、しっかりと固定できていればまず落ちてくる心配はありません。
ただし、突っ張る力が必要なので設置は2人での作業がおすすめです。
我が家では、廊下の照明をふさがないように、天井ぴったりではなく少し下にずらして設置しています。
もし天井ギリギリに設置できるなら、冷気のブロック力はさらにアップするはず!
玄関カーテンは防寒だけじゃない!
マンションやアパートでは、玄関ドアを開けた瞬間に、通行人やご近所さんとバッタリ…ということもありますよね。
そんなときでも、カーテンがあるだけで視線をやわらげてくれるので、プライバシーを守る効果も大!

玄関カーテンは、防寒+目隠しで一石二鳥!
ちょっと悩むお値段だけど、使用頻度の高い場所ほど、快適さのための投資は大きな価値があると思うよ♪

冷気遮断ボードで出窓の冷気をストップ!(費用目安:3,000円以内)

出窓っておしゃれだけど、冬はめちゃくちゃ寒いのだ!
そんな悩みに応えてくれるのが、冷気遮断ボードです。
ビニールカーテンと同じく、窓際からの冷気をブロックする役割を果たしてくれます。
実際に使っているのはこちら

- 商品名:CAINZ 冷気遮断ボードLL
- 購入先:CAINZ店舗
- 購入時の価格:2,380円
- メリット:「冷気がカットされている!」と実感できる。
大きなサイズを選べば、窓全体をしっかりカバーできる。 - デメリット:支えがないと倒れてしまう可能性あり。
朝晩の設置と片づけが正直ちょっと面倒。 - 観葉植物などを置いている場合、設置に手間がかかる。
我が家での使い方と効果
この冷気遮断ボード、見た目はちょっと頼りなさげなのに、窓の端から端までピタッと立てかけると…驚くほど冷気をカットしてくれる優れものなのです。
我が家では出窓の冷気対策として大活躍中です。
出窓って見た目は素敵なんだけど、とにかく冷えます!
室温にじわじわと影響を与えてくるので、ここをカバーできるだけでかなり快適になります。
見た目は頼りなさそうなこの冷気遮断ボードですが、窓の端から端まで設置できれば、名前の通り冷気をしっかり遮断してくれます。


ボードの転倒対策
大き目サイズを選ぶと、その分倒れやすさがアップしてしまうのが難点。
我が家では「とりあえず」洗濯ばさみでカーテンとボードを一緒に挟むという方法で対処しています。
おしゃれな見た目ではないですが、設置する時間は夕方から朝にかけてで、家族しか見ない時間なので、今はこれでOK。


見た目の良い大きめクリップを探してアップデート予定なのだ。
面倒でも、効果は絶大!
出窓が2カ所ある我が家。
特に観葉植物を置いている窓は、毎回どかす手間がプラスされるので、朝と夜の設置がかなりの手間です。
でも「寒さに比べたら手間のほうがマシ!」と思えるほど、しっかり冷気を防いでくれています。

効果はかなり大!!
だけどズボラな方にはおすすめしません。
時間と手間がかかってもいいから、とにかく寒さを防ぎたいという方には、心からおすすめできるアイテムです。

浴室の窓は保温アルミシート+粘着マグネットで塞ぐ(費用2,000円以内)
「浴室の冷気、放っておくと命に関わるレベル…」
冬場のお風呂は、ヒートショック対策も考えて、窓からの冷気をしっかり防ぎたいところです。
そんな命に関わる大事なポイントは、保温アルミシート+粘着マグネットの組み合わせでしっかり対策できます!
実際に使っているのはこちら

- 商品名:ニトリ お風呂用保温アルミシート
- 購入先:ニトリ店舗
- 購入時の価格:600円くらい?(2020年)
- メリット:好みのサイズにハサミで切れる・片面がアイボリーで可愛い
- デメリット:特になし

- 商品名:セリア 超強力マグネットプレート(2枚入り)
- 購入先:セリア店舗
- 購入時の価格:110円
- メリット:超強力マグネットは、とてもしっかりくっつく
- デメリット:両面テープの粘着力は弱く、剥がれてしまうことがある
この2つを合体させて、冷気を遮断するシートを作ります。
作り方はとても簡単なのに、冷気防御率がとても上がるので、今回一押しのアイテムです。


風呂窓用 冷気遮断グッズの作り方

STEP1
保温アルミシートをカットする。(浴室の窓をしっかり覆えるくらい、窓枠より大きめのサイズ)
STEP2
カットしたアルミシートの両端にマグネットを貼る。

STEP3
作成したマグネット付きアルミシートを、窓を覆うように浴室の壁にペタッとくっつける。
あっという間に完成!

マグネットでくっつけてるだけだから、取り外し簡単でお掃除しやすいのだ。
費用はこんなかんじ
今回の製作費は、
アルミシート(約600円)+マグネットパネル2枚入り×4(440円)で、合計約1040円。
こんな方におすすめ!
- 浴室の窓が寒くてツライ方
- 簡易内窓よりも、手軽で安く冷気対策したい方
- とにかく「すぐにでも冷気をなんとかしたい!」という方

お金も手間もそんなにかけたくない!
でも寒いのはイヤ!!
という方に、本当におすすめのアイテムです。
床の冷たさは絨毯でブロック!(費用目安:2,000~10,000円)
冬の冷え込み、足元からの冷気がじわじわつらい…
そんなときは、床に絨毯を敷くだけで冷たさが全然違います!
「最近は床に何も敷かない派が多いのでは?」
近年のミニマリストブームでは、「敷物を使わない暮らし」が推奨されることも。
SNSや雑誌でも「フローリングむき出し」のお部屋をよく見かけますよね。
実は、我が家もその流れに乗って、しばらく敷物ナシ生活をしていました。
…が!
冬の床の冷たさに耐えきれず、絨毯を敷いてみたところ、体感温度がガラリと変化!
「こんなに違うなら、最初から敷いておけばよかった…」と後悔したほどです。
手入れの手間や購入費用を考えると排除してしまったほうが良い!というミニマリスト的な考え方もとても共感できるのですが、寒さ対策グッズとしてはとても優秀です。
実際に使っているのはこちら

- 商品名:サンキ(量販店)で購入
- 購入時の価格:3000円くらい
- メリット:足元の冷たさをしっかりカバー・低予算でも購入できる
- デメリット:子どもがいる家庭では、汚れやすい&サイズによっては気軽に洗えないものも…
どんな絨毯がいいの?
- 低予算でもOK派 → サンキなどの量販店で2,000〜3,000円台から選べます。
- 少し予算をかけられる派 → 厚手で肌触りが良いタイプ、防寒効果UPのアイテムも◎
予算に合わせて、厚さがあったり・肌触りがよかったり・防寒効果がさらにアップするものも選べるので、ご家庭のお財布事情に合わせて探してみてはいかがでしょうか。

一度敷物をなくしてみたからこそ、絨毯のありがたさを実感!
とにかく冷えやすい床には、敷物の力を借りるのがおすすめです。

学びポイントの要約&ハナのひとりごと
学びポイントの要約

今回の記事のポイントをまとめたのだ。
✔「なぜ部屋が寒くなるのか」がわかる | ・冷気は窓や床などの開口部から入り込む ・暖房で部屋を温めても、すき間から熱が逃げてしまう ・特に出窓・浴室・床付近は冷えの原因になりやすいポイント 暖かさを保つには、「どこから冷えているのか」を知るのが第一歩! |
✔「賃貸でもできる工夫」を知って、家族で快適に冬を過ごす方法を学べる | 工具不要&原状回復OKの防寒対策アイテム5つ ・ビニールカーテン ・突っ張り式カーテンレール ・冷気遮断ボード ・保温アルミシート+粘着マグネットシート ・絨毯 大がかりな工事ができない賃貸でも、手軽に寒さを防ぐ方法はある |
どれも少しの費用で冷気を防ぎ、暖房で温めた空気を逃げにくくしてくれる優れものばかりです。
賃貸でも原状回復が可能で、次の冬にも繰り返し使えるのが嬉しいポイント。
暖房時間が短くなれば、電気代の節約にもつながります。
寒い部屋で凍えながら「最新の暖かい住宅がうらやましい…」と思う日もありますが、
今の住まいでも工夫次第で、あたたかくホッとできる場所に変えられます。
冬の寒さや高すぎる光熱費と上手に付き合うために、
無理のない防寒対策グッズをぜひ取り入れてみてくださいね。
ハナのひとりごと
寒くてたまらない部屋にいると、築古物件に住むしかない自分の現状を、まるで悲劇のように感じてしまうこともありました。
でも、少しずつ工夫を重ねていくうちに、今の住まいでも「あたたかくて、落ち着ける場所」に変えていけることに気づきました。
どんな家でも、知恵と工夫で快適な空間はつくれる。
そう思えるようになってから、今の住まいが少しずつ好きになりはじめました。
ネガティブな部分ばかりに目を向けていたけれど、
今では日当たりの良さや、周辺環境の便利さといったポジティブな面にも目を向けられるようになり、
「ここに住んで良かった」と思えるようになっています。
不快なことを、自分の力で変えていこうとする姿勢の大切さを学びました。

寒さを乗り越える工夫は、きっと暮らしをもっと好きになる第一歩!
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