おしゃれをやめたら心が疲れた。節約しすぎて自分を追い詰めた話

メンタルチャージ

この記事のあらすじ

この記事はブログ運営者ハナの体験談。
節約にのめり込むあまりに、はまってしまった落とし穴―――
自分の心を守るためには、「好きなもの」を大切にすることも、やっぱり必要でした。

美容とおしゃれを遠ざけて、見えてきた私のホンネ。
節約と心のバランス、ふと立ち止まって考えたお話です。

母親になったその日から、
食事・睡眠・トイレ・お風呂…
「当たり前」だったことが、どんどん難しくなっていきました。

「子育てって、ここまで自分を削るものなの…?」
最初はそんなふうに感じて、正直、ちょっと絶望。

でも、子どもって本当に可愛いんですよね。
大変なこともあるけれど、気づけば頑張れてしまう。

そんな日々が続くうちに、
「自分を後回しにすること」が、いつのまにか日常に――。

今回の記事は、そんな私が「大好きなこと」まで手放してしまったエピソードです。
自分を削り続けるのって、やっぱりちょっと危ないな…と、あらためて感じました。

物価も上がるいま、同じように節約や我慢に走っている人もいるかもしれません。
もし、少しでも共感してもらえたらうれしいです。

ハナ
ハナ

「失敗から気づいたこと」、よかったら聞いてくださいね。

おしゃれ・美容好きが節約のためにすべてを削ったお話

もともとは、美容もおしゃれも大好きだった

10代・20代の頃の私は「好きなものは?」と聞かれたら、いつも「コスメに美容、ファッション!!」と答えていました。

お気に入りの服は気分を上げる“ご機嫌アイテム”。
お給料が出たらショッピングに出かけ、可愛い服・新発売のコスメ・良い香りのヘアケア…。
そうやって“自分のための元気の源”を調達し、また明日から頑張る、そんな日々を過ごしていました。

私のおしゃれ心に火をつけたのは、1本の映画。
アメリカのラブコメ映画『キューティ・ブロンド』をご存じでしょうか?

主人公は、ファッションが大好きな大学生・エル・ウッズ。
“見た目はいいけど頭が悪い”という理由で彼にふられてしまったエルは、なんと彼を見返すためにハーバード大学のロースクールに挑戦します。
ピンクの服にハイヒール、でも中身は芯の強い女性。
そんなエルの姿がとても印象的な、コミカルだけど勇気をもらえる映画です。

私がこの映画と出会ったのは中学生のとき。
ちょうど友人関係がうまくいかなくて、学校に行くのがつらくなっていた頃でした。

でも、映画の中で自分らしさを大事にしながら困難に立ち向かうエルを見て、
「彼女みたいに強くなりたい」と思ったのです。

だから私も、学校で使う文房具やアイテムを、自分の“好き”でそろえるようになりました。
お気に入りのリップ、可愛いヘアゴム、明るい色のペン、おしゃれなノート、好きな香りのするアイテム。
それだけで気持ちが少し上を向いて、「今日もなんとか頑張れそう」と思え、行きたくない学校もどうにか通うことができました。

そうやって、おしゃれや美容は、私にとって外の世界で頑張るための“鎧”になっていったのです。

高校生になると、アルバイト代のほとんどをおしゃれに費やすように。
就職してからも、嫌なことがあってもコスメや服を買ってストレス発散。

自分で働いたお金で、自分のために好きなものを買う。
それは本当に気分爽快で、私の中の「好き」はどんどん膨らんでいったのです。

家計のピンチで、まず“自分”を削った

そんな私も結婚し、家のことと仕事を両立できる自信がなくて、専業主婦になりました。

つまり、無職生活のスタート。

おしゃれが好きとはいえ、夫のお給料を自分の美容や服に使うのはやっぱり気が引けて…。
少しずつ自分の貯金を使いながら、こっそり楽しむ日々をおくっていました。

でも、子どもの成長とともに生活費はどんどんかさみ、物価も上昇。
赤字になってしまう月も増えてきて、ついには自分の貯金で家計を補うような日々が続きました。

「このままじゃまずい…」と焦りを感じ始め、
真っ先に見直したのは“自分の出費”。

「無職なのに、おしゃれしてる場合じゃないでしょ!」
そんなふうに、自分に言い聞かせ、そして無職の自分を責めるようになっていました。

ちょうどその頃、ある本に出会いました。
“シンプルなスキンケアで美肌になれる”という一冊。

「これは今の私にぴったりかも」
そう思った私は、ますます「削る方向」に気持ちが傾いていきました。

リーフくん
リーフくん

まさかこれが迷走モードの始まりだとは…このときは知るよしもなかったのだ。

最初は「シンプル最高!」と思っていた

スキンケアをシンプルにしてみた最初の感想は、
「意外と、これでなんとかなっちゃうんだな」。

それがなんだか面白くて、「もっと減らせるかも?」と、さらに自分の美容費を見直しはじめました。

最初は

  • コスメを石鹸オフできるものに変える
  • スキンケアを手ごろな価格帯のものにする

といった、無理のない変化からスタート。

でも私は、のめり込むと止まらないタイプ。
美容や皮膚の知識に関する本を読み漁っていくうちに、
「これも不要かも」「これだけで済むのか!」と、どんどん突き詰めたくなってしまったのです。

気がつけば、こんな感じに。

  • 保湿はワセリンのみ
  • 敏感肌の私に合うけど高価なシャンプーの使用量を減らすために、“湯シャンDay”を増やす
  • メイクは「無職であまり人と合わない私には無駄」と思い、日焼け止めと色付きリップだけにする

ここまでくると、美容やおしゃれのためにかかるお金は、ほぼ掛からないくらいに減っていました。

これらは単なる節約ではなく、
私が読んできた本に「肌に良い」と書かれていた内容。
ただケチっているわけではなく、自分のためにもなっていると思っていました。

実際、肌の調子が悪くなることもなく、炎症が落ち着くこともあって、
「肌がきれいになる上に、お金もかからないなんて、最高すぎる…!」
そう思っていました。

さらに“節約モード”のターゲットは、ファッションにも向かいました。
私がもともと好きだったのは、ちょっと華やかで甘さのあるフェミニンなスタイル。
でも、そのテイストの服って、やっぱり少しお金がかかるんですよね。

だから私は、少しずつファッションも「シンプルでカジュアル」な方向へシフトしていきました。

そして、メイクもファッションもすっかり簡略化。
「ちゃんと見た目は整えているつもり」ではありましたが、
自分の“好き”や“ときめき”からは、どんどん遠ざかっていたように思います。

でもそのおかげで、家族との外出でも準備のために待たせることがなくなり、
「私は男の子のママだから、このくらいフットワークが軽くないとね!」なんて思っていたし、
浮いた分のお金は子供の教育費にまわすことが出来るし、家族に欲しいものを我慢させずに済む。

むしろ今の自分が“素敵でベスト”だと、本気で満足していたはずでした。

なんだか元気が出ない。そんな日が増えた

「いつからおかしくなったんだろう?」――それが定かではないのですが、
最初はなんとなく前向きになれなかったり、家事中に急にジェットコースターに乗っているときのような落下する感覚に襲われたり。
そんな小さな不調から始まった気がします。

鏡を見るたびに
「私って素敵に見えるのかな?…」
そんな風に思うことも増えました。

「私の存在が一番の無駄遣いじゃない?わたしがいないほうがみんなのためになるかも」
そんな風に考えてしまうことも多くなっていきました。。

人と会うのがちょっと不安だったり、話すときに妙に自信が持てなかったり。
「なんでこんなに気分が上がらないんだろう?なんでこんなにネガティブになるんだろう」と、理由の見えないもやもやを抱える日々。

ちょうどこのころは次男の育児に一番手が掛かり、長男の喘息症状もひどく、神経質になっていた時期でした。

睡眠時間もまともにとれておらず、今思うと、とても疲れていたのですが疲れていることにも気が付きませんでした。

そんな中、家族のこと、お金のこと、将来のこと、
さらには自分の体調のこと――次々と問題や悩みが押し寄せてきて、
「でも自分でどうにか解決しないと…」とドツボにはまった私はあっけなく、ぷつんと糸が切れてしまったのです。

抱えている悩みや問題を、前向きにとらえる力も、冷静に考える判断力も残っていませんでした。

息が苦しくなる、地面が歪んで見える、常に地面が動いているように感じる、めまいがする、部屋が傾いて見える、揺れている感じがして座っていられない、外を歩くのが怖い、たくさん人がいるところへ行くと動悸がする、突然涙があふれてくる……。
他にもたくさんの不調があらわれて、
一人で生活を回すことさえ難しくなるほど、私は弱ってしまっていました。

SOSから少しずつ、整え直す暮らし

「私、壊れちゃった…?」そう思った時には、時すでに遅し。

家族に緊急信号を出しましたが、それだけではどうにもならず、めまいと浮遊感など平衡感覚の不調症状がとにかく怖くてたまらなかった私は、めまい専門医を受診しました。

医師に相談し、処方してもらった薬を飲むことで、少しずつ気持ちが落ち着いていく感覚がありました。

ただ、医師からは
「薬だけで治るものではありません。生活を整え、ストレスと向き合いながら回復を目指すことが大切です」
と言われ、自分の暮らし方や心の在り方を見直す必要があることを実感しました。

育児疲れや睡眠不足、生活やお金の悩みでキャパオーバーになっていたことが大きな原因だったと思います。
でもなぜ自分がここまでおかしくなってしまったのか、はっきりとわかりませんでした。

お皿洗いもできないほど弱っていた私でしたが、
少しずつ回復して、ほんの少し家事ができるようになってきた頃のこと。

ふと、部屋にあるひとつの家具が目に留まりました。

「私、これを見るとなんだか気持ちが悪くなる…」

理由はうまく説明できないけれど、そう感じたのです。
動く元気なんてなかったはずなのに、その時ばかりは不思議と体が動いて、
リメイクシートを取り出し、その家具を真っ白から木目調に貼り替えました。

張り替え終えた家具を見た瞬間、
胸の奥にたまっていたモヤモヤが、ふっと軽くなるような感覚がありました。
ほんの少しだけ、気分がよくなったのです。

そのときはまだ「なぜそう感じたのか」分かりませんでしたが、
どうやら私は「自分の空間にある“なんだか気持ち悪い場所”」に反応していることはわかりました。

それから私は、「嫌だな」「気分が下がるな」と感じる部分を一つひとつ見直して、
部屋の中を少しずつ、自分の気持ちが落ち着く空間に変えていく模様替え作業を始めました。

リーフくん
リーフくん

1人で外に出かけるのは怖くて無理だったから、
ひたすら家の中を整え始めたのだ。

「好き」を取り戻す

模様替えの効果か、「外出が怖い」と感じながらも、ひとりで近所に買い物に行けるくらいには回復してきたある日。
自分の中がすっからかんになってることに気がつきました。

「私って、何が好きだった?」「何がやりたいんだろう?」

電車?仮面ライダー?ポケモン?
いやいや、それは私じゃなくて息子たちが好きなもの。

自分に問いかけても、これといって思い浮かばない。自分の欲がわからない。
趣味とか、こだわりとか、「これが好きです」と胸を張って言えるものが見当たらない。
食べ物の好みくらいは答えられるけど、それ以外は…ちょっと沈黙してしまう感じでした。

“自分のことなのに、よくわからない”。
それが妙にさみしくて、ちょっと怖くて、「もしかしてこれって、けっこう大ごとなんじゃ…?」と思いました。

「“好きなもの”をちゃんと言えるようになりたい」
そう思った私は、ずっと「無駄遣い」と思ってあきらめていた観葉植物を、えいっと買ってみることに。

「欲しかったもの」「好きなもの」を手に入れるという、ほんの小さな一歩。
それだけで、また胸のモヤモヤがふっと晴れるような感覚がありました。

あのとき家具をリメイクしてスッキリした気持ちも、
この植物を部屋に置いたときのホワッとした感覚も。

どちらも、「自分の“好き”に素直になった」瞬間だったんだと気づきました。

鏡を見てやっと気が付けたこと

そのころ鏡に映った自分の姿を見て、やっと素直に思えるようになりました。

「なんだか私、元気がなくて、疲れて見える。自信もなさそうな顔をしてる。すっかり“おばさんっぽく”なっちゃったな……。」

「この服も、なんだか似合っていない。気分もまったく上がらない。私、本当は可愛いものが好きだったもんね。」

外でおしゃれを楽しんでいる女性を見ると、うらやましくてたまらなかった。
でも、そんな気持ちを認めるのが怖くて、ずっと目をそらしてきました。

メイクも、おしゃれも、本当は大好き。
それなのに、それをしなくなった自分に、ずっと寂しさを感じていたんです。

心の奥では、ずっとこう思っていました。

――本当は、メイクをしていない自分は微妙だと思っていたし、シンプルな服も似合っている気がしなかった。
途中で削りすぎに気が付いていたのに、でも私は、「家計のため」「今の自分にはそれが正しい」と、
自分に言い聞かせて止まることも引き返すこともできなかった。

「無職の私が、自分のためにお金を使うなんて、間違っている。身分不相応なことをしてはいけない。」
そんな思い込みもありました。

専業主婦であることに、どこか引け目を感じていた私は、稼げない自分を肯定するために、
夫の収入だけで家計をやりくりできることに価値を置いていました。

お荷物にはなりたくなかった。

だから、自分に都合の良い情報を探し「科学的根拠があるのだからこれが正解」と、自分を納得させようとしていたんです。
でもその実態は、自分の劣等感を見ないふりしていただけでした。

そんなふうに、心を置き去りにしたまま頑張ろうとしても、うまくいくはずがありません。
気づいたときには、私はすっかり心が追いつかなくなっていて、自分で自分を苦しめていたことにやっと気がつきました。

シンプルでいることも、もちろん素敵。
でも、それは私の「本当に好きな自分」ではなかったのです。

私は、大好きなものを身につけることで、毎日の疲れや辛さと戦う力をもらえる、そんな人でした。

「鎧なしで戦えるほど、私は強くなかった。」
おしゃれやメイクは、自己肯定感の低い私を守る、大切な“装備”だったはずなのに――
なぜそれを脱いで、無防備になってしまったんだろう。
自分のことがわかっていなかったことに反省しました。

リーフくん
リーフくん

好きなことを自分で無駄扱いするって、考えてみればずいぶんひねくれてる話なのだ。

もう一度、自分を少しだけ丁寧に扱ってみた

それから私は、メイクの中で一番大好きだった口紅を一本買いました。
ここまで考え方をこじらせてしまった私にとって、
「自分のためにしか使わないもの」にお金を使うのは、すごく罪悪感のあることでした。

でも、「元気な自分に戻れる気がする」と、思いきって買ってみたのです。

新しく買った口紅をつける瞬間は、とてもふわふわした気持ちになっていました。
ノーメイクの顔に口紅だけなのは少し浮いてしまっていたけれど、
それでも鏡に映る私の顔は血色がよく見えて、少しだけにやけていました。

やっぱり、これが私の元気の素だったんだ――そう感じた瞬間でした。

家族のため。家計のため。そう思って始めた“シンプルな美容とファッション”。
でも結果的に、医療費がかかったり、家族に負担や心配をかけたりすることになってしまいました。

泣いたり、怒ったり、不機嫌だったり…。
そんな日々の中で、夫に「最近、全然笑わなくなったね」と言われたことがあったなと思い出しました。

削ったことで得たはずのものよりも、失ったものの方が多かったのかもしれない。
そんなふうに、自分のことをちょっと呆れながら振り返りました。

美容とおしゃれは、心のビタミン

美容本を読み漁っていたとき、こんなことが書いてありました。

「皮膚を健康に保つには、肌に合っているものでしっかり保湿し、紫外線対策ができていればOK。製品が高価か安価かは関係ありません。」

それを見た私は、「よし、保湿できればいいのね?じゃあワセリンでOK!」と即決。
財布にやさしいシンプルスキンケアライフの始まりです。

……が、別のページに書かれていた大事な一文を、読み流していたんです。

「自分が心地いいと思うものを使うのが一番。化粧品にはある種のプラセボ効果があるので、“いい”と思って使うことが、いちばん効果を引き出す。」

私にとって「自分に手をかける時間」は、「自分を大切にする時間」でもありました。
なのに気づけば、スキンケアはすっかり“作業”に。
あの「ちょっと気分が上がる感じ」は、どこへやら。

「保湿できれば十分なんだから問題なし」と、心地よさはどこかに置いてきてしまっていたんですね。

シンプルを極めた結果、ちょっとストイックすぎたようです。

極端に走って、“好き”や“ときめき”を削ぎ落とすと、なんだか自分の存在までうっすら透明になってしまうような気がします。

ハナ
ハナ

0か100か、すぐに突っ走ってしまう自分。
30でも50でも選択肢はたくさんあるんだってことを学ばなければいけませんね。

ゼロじゃなくて“ちょうどいい”を探そう

とはいっても、気づけたからといって肝心の「家計の問題」がすぐに解決するわけではありません。

どれだけ心に良いことでも、生活費を圧迫してしまっては、
また「これでいいのかな……」という罪悪感が生まれてしまいます。

でも、「なんでもかんでも自分のものを削ればいい」という考えは手放しました。

家計を圧迫しない範囲で、全体のバランスを見ながらやりくりして、
「ちょうどいいところ」を探しながら、おしゃれを諦めない日々を送ることにしました。

プチプラでも、自分の肌に合って心地いいもので楽しむ。
中古で大好きなデザインの服を買う。
「これが無難かな…」みたいな妥協にはお金を使わず、心が喜ぶことにお金を使う。

“今の自分”にとって、無理なく、楽しく取り入れられる美容やおしゃれ。
それを少しずつ見つけていけたら、それでいい。それは悪いことではない。

そんなふうに思えるようになったことが、何よりの変化です。

ハナ
ハナ

最近は自分のものを買うときに「申し訳ない…」って気持ちで買うことは減ってきたよ。

素直に「買わせてもらいました!嬉しい♪ありがとう!」って思うのが大事だよね。

もう少し、自分を大切に!

子育てをしていると、自分を削ることに慣れてしまいがち。
子どもが生まれたその日から、睡眠時間は削られ、ごはんも途中で中断、トイレさえ落ち着いて行けない——そんな日々を、何度も経験してきました。

そんな毎日を過ごしているうちに、「自分のことは後回し」が当たり前になっていきます。
気づけば、おしゃれも美容も、心の余裕も、どこかに置き去りになってしまっていたりします。

でも、ちょっと待って。それ、やっちゃダメ!
全部を削らなくてもいい。全部をあきらめなくてもいい。
過去の自分に声をかけられるなら、私はきっとこう言うと思います。
「そのまま全部、我慢しなくても大丈夫だよ」と。

子どもが笑顔でいてほしい。家族のために予算を使いたい。
その気持ちはきっと、どのお母さんも同じ。
だけど、自分が笑顔になれる環境であってこそ、家族が上手くいくのですよね。

だからゼロにしたらダメなんです。

それは自分の思い通りにならない子育てや生活に向き合っていくための、大事な息抜きやご褒美なのですから。

「これ、好きだな」と思えるものを、ひとつだけでも生活の中に残しておく。

それは、お気に入りのコスメかもしれないし、ゆっくり飲む一杯のお茶かもしれない。
スイーツかもしれないし、推し活グッズかもしれない。
そういう「小さな心地よさ」を、自分にプレゼント。

それは無駄じゃない。無駄って言ったらいけない。

自分を大切にする暮らしをしないと、家族も元気ではいられません。

無理しすぎず、私が笑顔でいられる選択を重ねて、
頑張りすぎちゃう自分を壊さないことがなによりも大切だと学びました。

これは、いろいろ失敗してボロボロになりながら学んだ私の、ちょっとした人生のメモです。

ハナ
ハナ

同じように迷っている誰かの、小さなヒントになれたらうれしいな。

今回の記事のまとめ&ハナのひとりごと

今回の記事のまとめ

リーフくん
リーフくん

今回の記事のまとめなのだ。

自分を削りすぎないことの大切さ子育てや生活に追われる中で、自分を犠牲にしすぎることが精神的にも身体的にも負担になり、結果的に心と体に不調をもたらすことがある。自分だけを削って解決する癖を変えていこう。
好きなことや美容・おしゃれの重要性自分の好きなことを楽しむことや、美容・おしゃれを大切にすることは、気持ちを前向きにしたり、日常生活の中で元気を引き出すために大切なこと。
生活の見直しで心の回復を不調を感じていたら、自分を犠牲にしすぎていないか、生活を見直してみよう。「大丈夫」と思っていても、心の奥底では違うことを思っているかもしれない。
自分を大切にするために自分が好きなことや大切にしていることをなくさないようにしよう。もし、なくなってしまっていたら、少しずつ再開して、元気の源を取り戻そう。
自分を知ることの重要性何が好きなのか、何がしたいのかを改めて自分に問いかけ、今の自分に必要なものを少しずつ取り戻していくことが大切。「自分はこれが好き」って楽しく話せる人になろう。

ハナのひとりごと

リーフくん
リーフくん

「頑張れるから大丈夫」は✖なのだ!!

気づけば、“自分”を後回しにするのが当たり前になっていた子育ての日々。
ごはん中に呼ばれ、トイレはノックされ、服はよだれや食べかすでコーディネート——。
家族のためにお金や時間を使い、「今は我慢」と自分を削っていくうちに、
本当の“好き”や“ときめき”すら、感じなくなっていました。

でも、どんなに小さくても「自分の好き」を大切にすることは、
自分を守ることにつながるんだと、私は身をもって痛感しました。

「おしゃれしても意味がない」「お金の無駄」――
そんなふうに自分を責める言葉ばかりかけていたら、心はどんどん弱っていきます。

共働きが当たり前になった今、専業主婦でいることに
もやもやを感じる瞬間も正直あります。

家計がピンチになるたびに、「働いてない私のせい…?」と、
何度も心の中で自分にダメ出し。

稼いでくれている夫が我慢をしなくてはいけない生活をしているのは申し訳ない…。
教育格差を感じさせないように、自分を削ってでも教育費をかけなくては…。
夫も子どもも、私のせいで貧乏な思いをしているのではないか――。

頭の中は常に「私がどうにかしなくては…」という“責任感MAX”状態でした。
家族の誰も不満を言ったわけじゃないし、私を責めたわけでもないのに。

誰にも責められてないのに、勝手に自分を責めて、
ネットで見かけた知らない人の言葉に傷ついて、
いつのまにか「自分ブラック企業化」。

でも、自分を責めてもどうにもなりません。
子育てと仕事と家事、その全部をこなせるほどの体力が私にはない――それは変えようのない事実。
そうなんだから、仕方ない。
むしろ、それくらい開き直るメンタルがないと、やっていけないのかもしれません。

なんでもかんでも「自分が悪い」と思ったり、
「私さえ我慢すれば」と思い込むのは、やっぱりよくない。

――これは、悪い癖だと自覚しなくては。

誰かの役に立ちたいと願うなら、まずは自分が元気であること。
だから私は、「おしゃれやささやかな趣味は、経費で落ちないけど心の経費です」と胸を張って言っていきたいと思っています。

ハナ
ハナ

ここまで読んで「ばかだなー」って呆れちゃう人もいるかもしれません。

でもね、世の中にはこんなふうに、メンタルの調子を崩してしまう人もいるんですよーって、伝えたかったんです。

仲間がいるなら、安心してほしいな!

コメント

タイトルとURLをコピーしました