短期水泳教室で泳げるようになる?夏休みに参加してみた結果

子育ての戦略

長期休みになると短期教室を開いているスイミングスクールって結構ありますよね。

泳げなかったり、水嫌いの子供がいると、

子供に泳げるようになってほしいけど…

短期教室ってどうなんだろう??

短期教室だけで泳げるようになるのかな?

どのくらいできるようになるのかな?

と気になったことはないでしょうか。

この記事では、我が家の短期スイミング教室体験談をもとに、そんな疑問を解決します。

我が家の小3と年中の息子は2人とも泳げないし、水も苦手です。

そんな小3の長男は「少しでも泳げるように」、年中の次男は「プールが好きに」なってくれないかなと期待をして、この夏、短期スイミング教室に参加させてみました。

子供に習い事はさせてあげたいけど、このご時世、習い事ひとつの出費も痛い…そんなご家庭も多いのではないでしょうか。

厳しい家計をやりくりして作り出したせっかくの教育費、できることなら子供にしっかりとプラスになることをさせたい!そんな風に思って、習い事選びも慎重になりますよね。

そんな慎重に情報集めをしている方に、我が家の体験談が少しでも参考になれば幸いです。

短期水泳教室体験談

短期水泳教室を選んだ理由

短期水泳教室を選んだのは以下の理由からでした。

  • プロに教えてもらえれば、短期だけでちょこっと泳げるようにならないかなーというちょっとした淡い期待があった
  • 水泳教室に通うことで喘息持ちの息子の調子がどうなるのかがわからなかったので、短期教室で様子をみたかった
  • 夏休みは暑くて公園もなかなか行けないから、少し運動をしてほしかった
  • 短期教室での様子次第で、スイミングを継続して習うという選択も考えていたので、お試しでもあった

我が家のソウ君は喘息持ちのため、調子を崩さないことが優先の生活!

そのためスイミングを習わせたい気持ちはあったけど、今まで習っていませんでした。

しかし小3のこの夏、喘息の調子がかなり安定していて、本人の泳げるようになりたいという希望もあったことから、短期水泳教室に参加決定。

年中のナエくんは、まったくスイミングをやりたいという気持ちはありませんでしたが、ナエくんにも夏休み中に運動をしてほしかったため、母の希望により強制的に参加決定でした。

どんな短期水泳教室を選んだ??

自宅近辺のスイミングスクールで、夏休み期間8回参加できる短期教室に参加しました。

短期教室として特別に時間を設けているわけではなく、通常のクラスに交じって8回分レッスンに参加できるというものなので、通常クラスの体験というイメージが近いです。

金額は1人1万670円なので、×2で2万1340円。

2人分…高いけど、夏休みのだらだら対策のために頑張るのだ。

短期水泳教室参加前の子供たちのレベル

小3ソウくん

このときのソウ君のレベルは以下の通りです。

  • やる気は120%
  • 顔つけ・鼻ブクブクは一応できる
  • 鼻に水が入るのはちょっと嫌
  • 一応潜れる
  • プールに飛び込んだことはないので、飛び込みは怖い

我が家の長男ソウ君は、コロナの自粛の影響や喘息持ちなこともあり、水泳をするような深いプールに触れ合う機会がまったくなく、初めての挑戦が学校の水泳の授業でした。

そんな初めての水泳、怖がりで顔つけも苦手なソウ君が、学校の短い授業内で自力で成長できるわけもなく、潜るどころか顔をつける勇気さえでずに終了。

1年生の頃はできなくてもまったく気にしていない様子だったのですが、2年生になり「ふし浮き・だるま浮き・けのび」のテストが合格できないのは、学年男子の中で自分だけだということを知り、焦りを感じ始め水泳の練習をしたい!という気持ちが芽生えました。

体調の良いときに家族で市民プールに行き、3年生までになんとか「かおつけ・もぐる・鼻からブクブクを少し出す・赤ちゃん用プールでなら、けのびができる」までできるようになりましたが、学校のプールでは深さで怖いのか上手くできず…。

教育費節約目的もあり市民プールで練習していたのですが、もしかしたらスイミングスクールに行っちゃったほうがコスパが良いかもしれないと思い始め、短期教室の参加を決めたのでした。

このときのハナの心配点…

今のレベルだと一番簡単なクラスに参加することになるから、小3の息子が小さい子に交じってレッスンすることを恥ずかしがって嫌がるんじゃないかっていう点が心配でした!

年中ナエくん

次は年中ナエくんのレベルです。

  • やる気は0%
  • 顔つけは一瞬、鼻からブクブクはよくわかっていない
  • 顔に水がかかるのは嫌ではない
  • 鼻に水が入るのは嫌
  • 深いプールにまともに入った経験なし

ナエくんも一緒に市民プールには行っていましたが、赤ちゃん用プールで水遊びをしたり、パパのおんぶで深いプールで少し遊ぶ程度で、潜る練習のようなことはほとんどしていませんでした。

たまに「かおつけしてみる?」と提案してみても、「やらない」と言われてしまうので、進んで練習せず。

本人に全くやる気はなかったものの、兄と一緒なら頑張る勇気がでるかなと思い、思い切って参加させてみました。

ハナの心配点…

深いプールに入った経験がほとんどなかったので、怖がって嫌がらないかっていう心配もあったんだけど、ナエくんは同年代と比べて小柄なので(成長曲線から外れちゃってます)、早すぎなのかな?できるかな?というのがすごく心配でした。

レッスンの内容

レッスン初回

レッスン開始前の時間にコーチと少しプールに入り、レベルをチェックしたあとにクラスに振り分けられました。

25段階の級で分けられているのですが、結果はソウくんもナエくんもどちらも一番簡単な25級のクラスからスタート。

振り分けられたクラスでは、アームヘルパーをつけた状態で、潜ったり・飛び込んだり・バタ足の練習をしたりします。

プールの深さは身長125cmのソウくんが顔がでるくらい、身長96cmのナエくんはまったく頭がでません。補助の台がプールの中に置かれており、その上であればナエくんも胸から上がでた状態で立っていられます。

たぶん水深100cmくらいだったのだ。

レッスン初回終了時、コーチから今回の希望を聞かれ、「ソウくんはけのびができるようになりたい」ということを伝えましたが、「呼吸の仕方がまだ上手くできていないから、そこまではまだ難しいかな…」ということ。

ナエくんはとにかくはじめての経験なので、「8回終わる頃には水への恐怖心が薄れているように、とにかく楽しく参加できるようにしたい」ということを伝えました。

レッスン2回目から7回目まで

レッスンは毎回ちょっと違うアプローチでの、「潜る・飛び込む・バタ足」の練習でした。

実は最初のクラス振り分けをされたとき、ソウくんはさすがに一番簡単なクラスではないのでは?と思っていたのですが、
レッスンを見学していると他の子に比べて、飛び込むときに躊躇していたり、鼻を気にしていたり、まだ水に慣れきっていないようにみえ、妥当な判定だったのだなと思いました。

しっかり水に慣れていると判断されないと泳ぐ練習に進まないのだなと理解し、この時点で「8回で泳げるようにならないかなー」という淡い期待を消し去りました。

ナエくんははじめての足がつかないプールがとても怖かったようで、毎回緊張しながら参加。

レッスン中に怖くて泣いてしまうこともあり、小柄なのに参加させるのは早すぎたかなと後悔したこともありました。

しかし、しっかりとコーチが補助してくれ、レッスンを重ねていくうちにアームヘルパーが付いていれば沈まないということを理解してきたようで、補助台のない足のつかないところでも、楽しくバタ足で進んでいく様子が見られるようになりました。

ナエくんは5歳だけど、体格だけみると3歳くらいなのだ。

同じグループの子のなかでも、ダントツに小さくてめちゃくちゃ心配だったけど、

勇気を出してよく頑張ってたのだ!

レッスン8回目

最後のレッスンで、テストとしてコーチがチェックをします。

通常クラスは級でレベル分けがされているので、通常クラスと同じように進級できるかコーチが判断してくれます。

結果はソウ君だけ1級UPでした!

終了後、コーチがテストの結果を伝えに来てくれ、今回の短期スイミングはどうでしたか?などのお話をする時間がありました。

「今後、続ける予定がありますか?」と質問はありましたが、特に勧誘されるようなことはなく、終わりました。

短期教室を終えてどうだった?

8回のレッスン後の変化

小3ソウくん

短期教室終了後のソウくんの変化は以下の通り。

  • 鼻に水が入っても騒がなくなった
  • 以前よりしっかりと潜れるようになった
  • 恐れずプールに飛び込めるようになった
  • プールの苦手意識がなくなり、プールが大好きになった

学校では自分だけ合格できず、水泳の授業はあまり好きではなさそうだったソウくん。

8回のレッスンを終え、まだまったく泳げるようにはなっていないのですが、かなり自信がついたようで、もっとやりたい!続けたい!言うようになりました。

年下の子ばかりのクラスに交じるのも全く気にならなかったようで、心配していた喘息も今回のレッスンで悪化することもなかったため、そのまま入会することに決定しました。

年中ナエくん

ナエくんの変化はこんなかんじです。

  • 顔つけと耳のちょっと上くらいまで潜ることができるようになった
  • 「ブクブクぱ」ができるようになった
  • 台がないところでもバタ足で進めるようになった
  • 少し水が怖くなくなった

初回は恐怖体験でしかなく、2回目からぶるぶる震えながらの参加だったナエくん。

とにかく8回クリアすることを目標として通い、8回終わる頃には飛び込み以外は怖くなくなりました。

飛び込みは最後までコーチと手を繋がなくてはできませんでしたが、それ以外はものすごい成長です。

アームヘルパーをつけていれば、1人でバタ足で楽しそうに泳ぐことができるようになった!水中を少し楽しめるようになった!、その姿を見ることができただけで大満足です。

続けていたほうが恐怖心がなくなっていくことはわかってはいるのですが、

  • 本人が短期教室だけで終わりでよいと言っていること
  • もうちょっと大きくなってからやりたいと言っていること
  • 今の雰囲気だとアームヘルパーを外せる未来が見えないこと
  • もう少し身長が伸びてからのほうが恐怖心が減って、進級も早そうだと感じたこと

以上の理由から、焦らず本人が習いたい気持ちになってからにしようということで、短期教室のみで終了になりました。

プールに足が付く兄と足が付かない弟の様子を見ていると、本人が今は続けたくないのであれば、無理に足が付かないうちから習わせることないかなと感じたのも大きいです。

小学校の水泳の授業も低学年は水遊びですし、怖がりさんは足がつくようになってからでも泳ぎの練習は充分間に合います。

水慣れ経験としてはとてもよかったので、来年の夏休みにまた短期教室には参加してみようねと決めています。

泳げる私も、今足のつかないプールに入れって言われたらちょっと躊躇するもん。

泳げない子が足のつかないプールが怖いのは当たり前だよね。

ナエくんの性格から考えても、無理はせず焦らず本人の成長に合わせることにしました。

短期水泳教室、参加してよかった?

  • 暑すぎる夏休み中でも、しっかり運動することができた
  • 2人ともそれぞれ成長が見えた
  • スイミングを習うかどうかの見極めが出来た

以上の理由から、短期教室に参加しててとても良かったと思います。

「とりあえず8回」と回数が決まっていたことで、少しプールが怖かった次男も残り回数をカウントしながら頑張れていました。

しつこく勧誘されるようなこともなく、気軽に参加できるので、スイミングのお試しがしてみたい方・夏休みの運動不足解消させたい方に是非お勧めです。

まとめ

短期水泳教室だけで泳げるようになったのか

なりませんでした!!

なぜならば、本格的な泳ぎを教えてくれるクラスには入れず、水慣れのクラスで終わってしまったからです。

しかし、不満はありません。レッスンの様子を見て気が付いたのですが、たくさんの子供が参加するレッスンは危険と隣り合わせです。

周りをしっかり見ていなかったり、予想外の行動をしたり、みんなが集中して緊張感をもってレッスンができるわけではありません。

事故のないようにレッスンを行っていくためには、少し慎重なくらいのレベル判定のほうが安心だなと感じました。

コーチの立場で考えてみると、普段から見ているわけではない、短期だけの性格や実力がわからない生徒に対して慎重なジャッジになるのも当たり前ですよね。

見学している私も、慣れていない場で水への苦手意識もなくなっていない我が子が水中にいる姿を見ているのは、思った以上にドキドキですもの…。

短期教室だけで泳ぎっぽいのが出来るようにならないかなーというのは、甘い考えでした!!

水にしっかり慣れていて、独学でなんとなく泳げる子が「きれいなフォームで泳げるようになるために」という目的だったら、泳ぎの練習のクラスに入れて、短期教室で泳ぎをマスターできるのかもしれませんが…

ちょっと潜れます・顔がつけられます程度の子が、短期レッスンだけで泳げるようになることはありません。

しかし、「泳げるようにならなかったから参加しても意味がなかった」ということはまったくなく、2人ともしっかり潜れるようになったり、楽しくプールで遊べるようになったり、成長が見え水慣れはバッチリできました。

怖がりな我が子達、私と市民プールで練習していた時はやはり甘えがあり、なかなか挑戦できなかったり、鼻に水が入ってすぐに諦めたり…なかなか成長が見えなかったのです。

他者に任せることで、甘えたい気持ちを封印して試練をちょっとずつ乗り越えていく姿をみて、我が子に踏み出せる勇気があることに安心しました。

まったく泳げない子が泳げるようになることはありませんが、きっと成長が見えると思います。

スイミングの短期教室はこんな人におすすめ

  • スイミングを習うか悩んでいて、お試しがしてみたい
  • 暑すぎる夏休みに何か運動してほしい
  • 水が苦手なので、水慣れをさせたい

このような目的の方におすすめだなと思いました。

「夏休みだけで絶対に泳げるようになりたいの!」という目的の方は、残念ながら達成できそうにないでしょう。

夏休みだけで習得したいのなら、個別レッスンのようなものを受けるか、親が市民プールで毎日のようにひたすら練習に付き合うか…、くらいはしないと不可能だなと思いました。
(我が家はお金も体力もついていかないのでそれは無理ですね…)

泳げない子が集団のレッスンで泳ぎを習得することはまず難しいでしょう。

うちの子はセンスがあるから…!!とかは関係なく、安全にレッスンを運営していくためにスイミングスクール側も慎重なのです。数回ごときのレッスンでどんどん新しいことなんかやらせません。

過度な期待はせず、「このひと夏、プールで運動してほんのちょっとでも成長したらラッキーだな」くらいの気持ちで参加するのが良いと思います。

泳げるようにはならなかったけど、いい運動になったし、潜るのが上手くなったし、夏休み中のメリハリもできて、とても良い時間が過ごせたと感じたよ。

確実に息子たちにプラスの経験になったから、私にとっては良い出費でした!

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