体力・能力に自信がないなら、家計簿をつけてみよう

家計の戦略

体力・能力のない人間にとっての最大の味方となってくれるのが、お金の管理能力。
体力や能力がないことと、お金の管理能力…、別問題のように見えますが、そんなことはありません。
お金の管理能力があれば、体力や能力の不足によって起こる不幸や不安から身を守ることが出来るようになるからです。


そんなお金の管理能力を高めるにはやはり定番の家計簿をつけるということがとても重要。
ですが、この「家計簿」、意外とつけていない方も多いのではないでしょうか?一度やったことはあるけど、続かなかったわ…必要性を感じなかったな…という方もいるかも…。
でも家計簿をつけることは、自分の不足点を自分で補う能力を身に着けられるようになる最高のツールなのです。


体力づくりの前に、能力アップの勉強の前に、パート探しの前に、
まずは今ある時間を使って家計簿で家計管理のコツをつかむことに取り掛かってみてはどうでしょうか?

ハナ
ハナ

本記事では、「なぜ家計簿に取り掛かったほうが良いのか」「なぜ家計管理が体力と能力のなさをサポートしてくれるのか」についてお話します。

「働けない自分」「働いていない自分」「稼ぐ能力が低い自分」に失望して、悶々としている方はぜひ参考にしてくださいね。

まずは家計簿で家計管理に取り掛かるべき理由

お金で困って詰む事態を避けなければいけない

体力、能力のない私たちがはっきりと認識しておかなければならない事実が2つあります。
それは、

  • 自力で得られるお金が、人より少ないこと
  • 困っても急に大金を用意する能力がないこと

当たり前のことなのですが、見たくない事実として蓋をしてしまっていませんか?
しかし、お金の管理に甘かった今までの自分を律するためには、この事実を忘れてはいけないのです。


このページを読んでいるということは、いざお金に困ったという状況に陥った時に

まかせて!私がフルタイムのパートでじゃんじゃん稼いで家計を助けるわ!!!

…というようなセリフをはけるような機動力があるタイプではなくて、

できて週2~3かなぁ…。私のこと雇ってくれるところあるかなぁ…??

というような、働こうにも腰が重いタイプの方だと思います。

しかし、その場合お金で困った私たちはどうなるのでしょうか。
収入は夫に頼る生活をしていたのに、突然の病気や離職で減収……、なんて自分の身に起こってほしくはないけど、他人事だと思っていてはいけません。想像してみましょう。

自分は月5~6万稼ぐのが限界…。だけどローンや家賃、子供の学費、支払いの予定がどんどんくるし、先が見えない地獄…。もっと稼がなきゃいけないのに、これ以上収入が増える当てなんてないよ。もう借金しか……。もう人生終わった……。

うわーーー!!考えたくありません。そんな未来ぞっとしますよね。


人生何が起こるかわからない…新型コロナの流行で痛いほど身に沁みましたよね。
お金を稼ぐ力が少ない人間ほど、ある日トラブルが起こった途端に毎日の当たり前が守れなくなり、瞬く間に幸せが崩れてしまいます。

お金を増やす才能がないのであれば、お金をしっかり把握・管理し、いざというときに自分が困らないような準備をしておく、それができていなければ想像が現実に……もありえるのです。


「がむしゃらに働く」「いざとなったら高時給のパートができるスキルがある」これらが出来ない人にとって、今あるお金・これから入ってくるお金はとても貴重で、コントロールすることがとても大切だということを頭に叩き込みましょう。

リーフ
リーフ

自分の体力や能力で補填できる自信がないなら、今あるお金は丁寧に使わなきゃだなー。

何に使った・何に使う、ちゃんとわかってお買い物してるかなー?

収支をしっかり把握してから使うと、自責の念から解放される

稼いでいない自分がお金を使うことに罪悪感を感じてしまうことはありませんか?


「収支をしっかり把握しながらお金を使う」ということが癖になると、お金を使ってしまったときのなんだか後ろめたい気持ちがほとんどなくなるので、やはり家計管理が必須なのです。

なんでかっていうと、この罪悪感の本当の原因は「お金を稼いでいない自分」じゃなくて、「お金を管理できていない自分」だからなのだー。

買い物をするとき、あなたの「買ってOK」の根拠はどこからやってきているでしょうか?

その時の財布の中身の残りと相談…かなぁ。もしくは、

「最近あんまり買い物してない気がするから、たまにはいいかな。」

っていう感覚で決めるかな。

こういった買い物の仕方をしている方は、まさに「お金の管理ができていないタイプ」です。
家庭のお金の流れを把握していないままで買い物をしている場合、「買ってOK」の根拠がかなり曖昧になりますよね。この曖昧な判断がのちのモヤモヤになるのです。


年に数回の大型出費、突然の出費、、お金の大イベントの事前準備もなんとなくなので、遭遇する度に驚いて、お金が勝手にどんどん飛んでいくような感覚になっているのではないでしょうか?


結果、なんだかたくさん無駄遣いしているような気分になり、お金が足りないと感じたときに、「飛んでいくようにお金がかかるのに使うだけの稼いでいない自分」を責めたくなるのです。

でも、この「いつの間にかどこかに勝手に飛んでいくお金」が、

「自分の管理下で使っているお金」に変わることで、お金を使っている時の気持ちに大きな違いが生まれるんだなー。

稼いでいない自分を責める気持ちが生まれるのは「必要なお金が不足しているとき」。
ならば、不足しないようにお金の出入りを監視すればよいのです。

その監視方法こそ、家計簿をつけ、家計を管理すること。お金に対する後ろめたい気持ちは「家計簿をつけ、収支の流れを把握し、自分のコントロール下におけるようになること」でかなり軽減できるのです。

家計簿をつけ始めたら、買っていいか、買っちゃダメか、自信をもって判断できるようになったよ!

自分のものを買うのも予算内であれば、罪悪感なく買えるようになって気持ちが楽になったの。

家計状況を把握していれば、「これは必要で予算内で収まるから買ってもよい」「これを買ったら今月の予算オーバーだからやめよう」という判断が明確になり、買い物に自信が付きます。
大型の出費に備えて準備もできるので、大切な支払いに必要なお金を余計なことに使ってしまっていて支払い直前にドキドキする事態もなくなります。

そして収入の中でしっかり家計が回っていると実感できると、お金が飛んでいくような感覚もなくなり、「お金を稼げていない自分」がダメなのではなく「お金をうまく管理できずにいた自分」がダメだったのだと気が付くはずです。

パワー不足な自分、家事・育児・仕事の両立ができない自分、今まで学んでこなかった自分を責めていてもしょうがないのだー。
それよりも今すぐに取り掛かれることで自分の生活をよくする工夫が大切なのだー。
収支の流れを把握することは、すぐに誰でも取り掛かることができるのだ!

どれだけ頑張れば生活が成り立つか、自分のライフプランを立てやすくなる

自分の生活を保つためにいくら必要か把握しているでしょうか?
生活にかかるお金を把握しておくことは、自分のライフプランを立てる上でとても重要です。

理解せずに生活しているのは、行き先がわからないまま、とりあえず目の前にある道をなんとなく進むような旅続けているようなもの。
最初は問題がないかも知れませんが、気が付いたら頑張っても引き返せない大変な場所にたどり着いている可能性もありますよね。

でも、私たちはそんなときにどうにか気合で引き返す力なんてありません!
あてのない旅に出るのはやめておいたほうが吉です。

しっかりと家計を把握して、今あるお金でどんな生活ができるのか、大まかなライフプランは立てておくのだ!


子供がもう少し大きくなって余裕ができたら働きたい、そう考えている人もいると思います。
ですが、体力のない私たちは無限に働けるわけではありませんよね。

では、どのくらい働いたら自分のしたい生活ができるのか?
それを考える参考になるのが、やはり「どんな生き方をしたくてどのくらいのお金が必要か?」というライフプラン。

今の生活がどのくらいかかって、どのくらいの収入増で自分の理想に近づけるのか、計算していけば必要な最低限の労働時間の答えも出しやすいですよね。
必要な労働時間と自分の体力の限界、よく考えて無理のない働き方を選択できます。

家計簿をつけてから、生活費と貯金を収入内で納められるようになったの。

だから次男が小学生になったら、パートしてパート代は全額大学資金に貯金したいな。

初めは時給1028円×4時間を週2回を3年間で…120万くらい。

高学年になったら週3にして3年間で…150万くらい。

中学生になったらもっと手が空くだろうから、体力のない私でも仕事の時間増やせるはず!

想像してみたら、働くことをポジティブに考えられるようになってきたよ!


もちろん想像通りにいくとは限りませんが、家計を管理しておけば、「このくらい頑張ればとりあえず大丈夫」というラインが見えやすくなりますよね。
家計を把握し管理して生活できれば、メインの収入にどのくらいプラスすれば何ができるのかがはっきりとし、無理しない範囲の労働で生活していくことも可能です。

バリバリ働くことのできる体力のある人からすると、ゆるっとしたスケジュールの甘ったれた働き方に見えるかもしれません。
だけど、本当に体力って人それぞれ。

無理して自分のキャパ以上に働いて、身体を壊したり、メンタルをやられたりして、病院のお世話になったり、逆に家族の負担になってしまうタイプだと自覚しているのなら、自分の限界、お金の限界を把握して自分のできる範囲で生活をしていく能力を身につけたほうが賢明です。

また、体力のないあなたが、せっかく頑張って働こうと決意したのに、お金を垂れ流すように使っていたら、どれだけお金があっても足りません。
「足りないからもっともっと働きますー!!」なんて出来ないから今悩んでいるのですよね。

せっかく頑張って稼いだお金を自分の幸せに使うためにも、家計管理はしっかりできている状態で、「働く」という次のステップに進みましょう。

せっかく稼いだお金がどこに消えていったかわかんない状態なんて、働くモチベーションも下がっちゃうよね。

私は頑張って働いて、子供の将来の学費を貯めたり、旅行に行ったりに使いたいから、しっかりお金の動きを監視するよ!!

無理なく稼げる収入で、叶えられる範囲の生活ってどこまでなのか、現実を見ておくのだ!

なんとなくお金を使っていたら、大切な夢が叶えられなくなっちゃうカモナノダ……!

金銭的な安心は、メンタルの安定に繋がる

お金の不安はメンタルに大ダメージ。体力がない・能力がないと思っているならば、きっとメンタルも弱めな方ではないでしょうか。
そんなタイプの方がお金の不安を募らせてしまったら、鬱まっしぐらになってしまう可能性大です。
自分の心の健康を守るために、お金の不安はできる限り減らし、避けられる不幸は避けましょう。

実際に私は産後で体調不良なときに大型出費のお金の不安が重なって、メンタルがおかしくなったことがあるの。

そのときは周りの助けを借りられたけど、助けを求められる相手がいなかったらと考えると恐ろしい…

今度からは自分で対処できるように、まさかの時のために貯金中だよ。


家計簿をつけて赤字月を撲滅する・大型の出費は貯金しておく・もしもに備えた貯金をする、これらをしていれば、お金の不安がかなり減ります。
それでも不測の事態は起こるものですが、予想できる事態すら準備しないでいた状態と、予測可能なことについては準備済みでいた状態とでは、トラブル発生時の心持ちが違います。


今の自分を壊さないために、自分を追い詰めないために、家計簿で心を守りましょう。

落ち込むのが嫌だから家計簿をつけないっていう意見も聞くけど、見て見ぬふりをするより、現実をしっかり見て家計改善していくほうが良い方向に進んでいくのだ。

見て見ぬふりをしていると、いつかお金で痛い目にあうかもね…。

お金の不安が少しでも減るように、家計簿をつけて現実と向き合うのだ!

まとめ

  • ピンチを極力避けることが出来る
  • 稼いでいないことへの後ろめたさが減る
  • 先の見通しが立てやすくなる
  • メンタルが安定する

お金の管理ができるようになることは、体力や能力がないあなたがどうしようもない状態に陥ることを防ぎます。
体力や能力がないということは、トラブルに弱いのです。そんなときにお金の悩みまであったら、対処しきれません。減らせる悩みは減らしましょう。

体力や能力のなさを嘆いているだけの時は、何もできない自分にがっかりするばかりだったけど、

家計簿で家計管理できるようになったら、自分のできることをできる範囲でやればいいんだってポジティブな気持ちになれたよ。

家計簿をつけていると得られる能力のひとつが、「現実を見る」ということ。家計と向き合うことが出来るようになると、自分の体力や能力とも冷静に向き合うことが出来るようになるのです。

家計も人それぞれ、体力も能力も人それぞれ。誰かと比べるのではなく自分にあるものを知り、それをうまく使っていくことが出来れば、身の丈に合った自分なりの楽しい生き方ができるはずです。

自分のダメさを責めるのはストップして、家計簿というこれからの自分の味方を作ってみましょう。

情けない自分に鞭を打つ人じゃなくて、自分を大事にうまく使いこなせる人になるのだ!

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