支出の全体像を把握!我が家の支出をまとめよう

家計の戦略

家計簿をつけよう!と決心したらまずやること、それは「収入・支出の全体像」を掴むことです。

闇雲にとりあえず進めても、訳が分からなくなって挫折する可能性大。

まずは「我が家ってどうなってるんだ?」をしっかり洗いざらい書き出しましょう。

このページでは、支出の全体像を把握するための「支出のまとめ」を作っていく方法をお話ししていくよ。

「支出のまとめ」を作る理由

まず「支出のまとめ」とは何かというと、

  • 家計簿をつける上で必須な「カテゴリー」の詳細
  • 毎月発生する支出の予定
  • 年に数回発生する支出の予定
  • 支出の支払い方法

支出に関する大切な情報をまとめたものです。

なぜ、この「支出のまとめ」を作るのか、

それは家計簿を作成していく上で、このまとめを作成しているかいないかは、後々の面倒くささや管理のしやすさに大きな差が出るからです。

「能力が低い」という自覚がある方ならよくわかるでしょう。

私たちの脳みそはすぐ忘れます。本当にびっくりするくらいに。

なんでもすぐ忘れちゃうのだ。

これくらい忘れないだろうと思っていても、家計簿をつけていると、「あれの支払いはいつだっけ?」「支払いはこれで全部だっけ?」「これはどのカテゴリーだっけ?」などと、気が付いたら頭の中はクエッションだらけ。

せっかく決めたMyルールですら、忘れてしまって「あれはどうするんだっけ?」「どう書くんだっけ?」……

ええっと…クレジットの確定日はいつだっけ?高速料金は車カテゴリー?レジャー?

あの支払いは何月だっけ?

家計の整理がしたいのに、まったくスッキリしない事態が発生しやすくなりますし、せっかくの情報もぐちゃぐちゃになってしまっては検証しようがありません。

そんな時に支出に関してまとめたものがあると、間違えがないか、漏れがないか、あれはどうするのか、最終確認ができますよね。

自分の記憶力を過信せず、ちょっとしたこともメモっておこう、そんな目的で「支出のまとめ」を作成していきましょう。

支出のカテゴリーを決めよう

カテゴリーは家庭によって違います。自分の支出状況にあったカテゴリーを作成していきましょう。

とりあえず一般的な家計簿のカテゴリーを使用して家計簿を運用してみて、追加したり減らしたりカスタマイズしていくのがおすすめです。

家計簿のカテゴリーは「固定費」と「やりくり費」の2つのグループに分けておきます。

固定費とは??
毎月支払いがあり、金額がある程度きまっている支出のこと。

やりくり費とは??
自分自身の行動や選択によって支出額が変わる支出のこと。「変動費」ともいう。

固定費は、どう頑張っても毎月出ていくのが決まってしまっているお金です。
家賃・通信費・水道光熱費・教育費・保険…など、やりくりでどうにかなるものではなく、支払うことが決まっているお金はこのグループにしましょう。
我が家は賃貸なので「家賃」ですが、持ち家の方は「住居費」や「ローン」になります。

固定費のカテゴリーの内容はどこの家も大体同じになると思うのだ。

やりくり費は、自分の日々の管理次第でどうにかできるお金です。
食費や日用品は購入する商品次第で、月に使用する金額が調節できますよね。他にも娯楽や服、医療、自分の選択でやりくりできるものはやりくり費のグループに設定しましょう。

やりくり費は家計の中で自分の意志で調節ができるところなので、カテゴリーは「これにいくら使ったのか」把握したいものを項目にします。

例えば、我が家は本を買うのが好きで、気が付くと買いすぎる傾向があるので、本代を監視するために「本」のカテゴリーを作っています。

ご家庭によって、「ペット」「交際費」「酒」など、しっかり監視したい項目を選びましょう。

しかし項目の増やしすぎは「面倒くさい」のもとになるので、必要最低限に厳選してください。

参考までに、ハナはこのように16項目に分けています。

カテゴリー詳 細
固定費家賃家賃・更新料・保証料
通信費スマホ・光回線
保険生命・自動車・火災
おこづかい
自動車税・NHK受信料
水道・光熱費水道・電気・ガス
ガソリン・車検・メンテナンス・修理
教育小学校・幼稚園・習い事
やりくり費食費
外食費
日用品
医療病院・薬・ワクチン
レジャー・娯楽イベント・旅行、お出かけ費用・おもちゃ・プレゼント・日常娯楽
服・美容衣類・美容院
本・ドリル・ワーク
特別出費家具・家電など大型の買い物・クリーニング・カテゴリー外の支出

支出の予定を書き出そう

支出の予定がしっかり把握しきれていないと、細かく予算設定が出来ず計画倒れしてしまいます。

毎月の支出、年次の支出を覚えている限り書き出していきましょう。

毎月の支出予定

毎月の支出は「月初に金額がわかっている支出(確定支出)」と「月初に金額が確定していない支出(未確定支出)」に分けて記録していきます。
(これ以降、「確定支出」「未確定支出」と呼んでお話しします。)

なぜこのように分けるのかというと、家計簿の予算計画を立てるときに支払いの見積もりを出すために使用するからです。

我が家の場合はこのようになっています。

確定支出
/金額や確定日
カテゴリー引き落とし日
/支払い方法
家賃
/¥80,300-
家賃27日
/○○銀行
通信費
/月の利用料を翌月に請求
通信末日
/◇◇銀行
おこづかい
/¥20,000-
おこづかい1日に現金で渡す
水道
/偶数月に確定
水道・光熱費奇数月の15日
/○○銀行
小学校学年費
/年間スケジュール表あり 
教育5日
/△△銀行
幼稚園保育料
/¥11610-
教育10日/△△銀行
未確定支出
/確定日
カテゴリー引き落とし日
/支払い方法
電気
/10~13日頃
水道・光熱費20~23日
/○○銀行
ガス
/9日頃
水道・光熱費27日
/○○銀行
幼稚園雑費
/20日以降
教育現金
ヨウ エポスカード
/6日 
27日
/○○銀行
ハナ エポスカード
/6日
27日
/◇◇銀行
ヨウ 楽天カード
/12日
27日
/○○銀行

家計簿の「予算計画」は、月初または前月末に立てるので、その時点で分かっている情報と曖昧な情報を整理して記録しておきます。

予算計画を立てるときは、今作成した「毎月の支出予定」を見ながらやると、頭が混乱しないよ!

ハナさん忘れっぽいからね。

年次支出の予定

年に1~数回の支出は存在をつい忘れがちになります。直前で焦らないために書き出しておきましょう。

我が家の場合はこんなかんじです。

1月
2月
3月
4月火災保険(年1)・保証会社(年1)・家賃更新(2年ごと)
5月自動車税・自動車保険(年1)・ハナBirthday
6月
7月ナエ君Birthday
8月
9月
10月車検(2年ごと)・NHK受信料(年払い)・アマゾン会員費・ヨウさんBirthday
11月インフルエンザ予防接種
12月ソウ君Birthday

このようにまとめておくことで、すでに支出が多くなるのが決まっている月がわかりやすくなり、支出が多い月に向けて、先取り貯金をしておいたり、支払いが多くなりすぎないようにクレジットカードを使いすぎないなど、月ごとだけでなく年間でやりくりをするという意識が高まります。

支出の支払い方法をまとめよう

それくらい覚えているから大丈夫!と過信せず、支払い方法が決まっているものはまとめておきましょう。

支払い方法はできる限りシンプルに!ハナ家はこんなかんじです。

口座引き落としクレジット現金・デビット
家賃 ○○銀行
ハナ通信費 ◇◇銀行
水道 ○○銀行
電気 ○○銀行
ガス ○○銀行
小学校学年費 △△銀行
幼稚園保育料 △△銀行
ヨウ エポスカード ○○銀行
ハナ エポスカード ◇◇銀行
楽天カード ○○銀行
ヨウ通信費 エポス
ガソリン エポス
生命保険 楽天
おこづかい
幼稚園雑費
やりくり費

支払い方法はなるべく少な目に厳選していたほうが管理しやすいです。この表を作ってみてあまりにごちゃごちゃだなと感じたら、見直してみても良いかもしれませんね。

まとめ

  • 家計簿をつける上で必須な「カテゴリー」の詳細
  • 毎月発生する支出の予定
  • 年に数回発生する支出の予定
  • 支出の支払い方法

以上の情報をはじめにまとめておくと、とてもスムーズに家計簿をつけていくことができます。

ハナはこのようにまとめて、家計簿ファイルに挟んでいます。

私はコピー代をケチりたいという理由で手書きで作成していますが、 このまとめに関しては手書きにこだわる理由は特にないので、パソコンで作るなど、ご自身でやりやすい方法を選んで作成してください。

今回の大切なことは、「我が家の支出の全体像をしっかりとして把握すること」「まとめたものをすぐに確認できるように家計簿ファイルに挟んでおくこと」です。

家計簿をつけ始める前の下準備として、ここから始めてみるのもおすすめです。

同じ形式にこだわらず、ご家庭ごとに分かりやすい「支出のまとめ」を作成してみてください。

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